召喚4 ホワイト公爵家での日々3〜もしかして!俺のこと……〜
今朝、ハルマは執事長ケラーの名を自信満々で間違えた
「私のお仕事を手伝ってもらいます。」
ヘレンに言われ、今日執事としての初仕事へ向かう。
オリジナルファンタジー小説第5話!
「ハルマ様この後お部屋へお邪魔していいですか?」
朝食後に、ヘレンさんがそう声をかけてきた。
「はい大丈夫ですけど」
当たり前のように返事をする。
内心全然大丈夫じゃないんだけどね!
だってこれもう好きって言ってるようなもんじゃん。
ヘレンさんもしかして!俺のこと好きなんですか!?
頭も大丈夫ではないまま、部屋で待つ。
コンコンッ ゴクッ‥あぁ緊張してきた
「失礼します。お待たせしてしまいましたか?」
「い…いえ‥今来たとこデス?(大嘘)
‥ところで何の用ですか?」
「そうですか…
…そうですね用事というのは、
ハルマ様にはクリス様の執事として過ごしていただくこととなるので、
初めてのお仕事として私と共に、食料と日用品の調達に付き合っていただくつもりです。」
俺が返事をした時、
クールな彼女が少し頬を緩めた気がした。
執事としての仕事か…普通に考えればそうだよなぁ
変なことを期待してた(1%程)自分が恥ずかしいゼ!?
でも、付き合うって言ってるから実質デートだよな?うん…
「調達は今からですか?」
その白磁の首を縦に振る。
「勿論今からです。調達するのは、ホワイト家から少し下りにある街です。詳しくは街へ向かう間に説明しますので早速いきましょう。」
外か‥出るのは初めてだな…
不安を感じながらも二人で外へ赴く。
スタッスタッ
「やっぱりこの屋敷ってめっちゃデカかったんだな」
内側から眺めるのと外側から見るのとでは、こんなにも感覚が違う。例えをすると、一軒家に住んでいると思っていたらマンションだった時くらいの差だ。
「ホワイト家の屋敷は一般の貴族(他の四大公爵家を除く)と比べても、倍近くの大きさなので驚くのも無理はありません。」
前から思ってたけど俺ってここにいられるような人間じゃないよね?
「ってか…
ヘレンさんって普段からメイド服なんですか?」 歩きながらも、純粋な疑問をぶつける
まぁ俺も今、執事服だけど
「勿論、普段からこの服装です。
街の方達にもホワイト家の者と一目でわかりますし、私はホワイト家に連なる者として誇りを持っていますから。」
スッ‥スゴイ忠誠心だ!俺も見習わないとな!でも…
私服を見てみたい気持ちがある!と伝えるのは、
無粋‥なのかな?……
1Kmほど山道を下り‥‥
「街に近づいてきましたよ。」
「ほんとですか!………ッうわぁ〜!…………」
はっと俺は目を見開いたまま立ち止まる。
そこには俺が夢にまでみた異世界が広がっていたのだ
異世界に召喚され、3日目にして実感する。
ははは…そう…俺は異世界で生きている!………
この想いが伝わったのか…
又は顔にそう書いてあったのか‥
「ここからは…小走りでいきましょうか」
「はい!早く行きましょう!」‥タタタッ!
俺の気持ちを汲み取ってくれたらしい。
ヘレンさん…やっぱりアンタ…最高のメイドだよ!
続く…………
改めて異世界にいたことを実感したハルマ。
初仕事に来た街、プリスティンに到着する。
異世界から来たことをバレずに、仕事をこなせるのか。




