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婚約破棄された女騎士、転生者でデブのオッサン(オグル風・無害)に突撃してしまった! これは詰んだか?  作者: 大沙かんな
第一章 出会い、それは運命を変える魔法

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17/22

17.終わりの始まり

★☆★ プラチナブロンドの女騎士アデラ視点 ★☆★


 私が人食い鬼(オグル)に助けられ山小屋に連れ込まれてから、一月(ひとつき)以上が過ぎていた。


 まだ体力は元に元通りにはなっていないけど、傷はすっかり()えている。


 あの酷い匂いのする薬のお陰だろう。傷跡が残りそうだったのに、今では目立たないどころか、どこを怪我していたのすらわからないぐらいだ。


 あの凍り付きそうなくらい冷たかった湖も暖かみを増し、その周囲のお花畑も色とりどりに咲き誇っている。


 心配していた豚貴族の追手は、あれからまったく姿を見せない。


 もうしばらくすれば、ここを出ていくことになるんだろうな。


 ああ、髪の編み方……教えてもらわないと。



 パカンッ! パカンッ!


 デブータが(たきぎ)を割る音が、相変らず能天気に山の中でこだましている。


 これが平和の終わりを告げる音だったなんて、私はまったく想像もしていなかった。



★☆★ デブで不細工のおっさんデブータ視点 ★☆★


 適当に切って乾かした木をパカパカ割っていたら、麓の方から物々しい一段が登ってくるのが見えた。


 ちょっと待て。鎧はまあわかる。剣だって持っているだろう。クマだって出るしな。


 でも長槍! その上に弓がいっぱい!


 なんなの! あれ、なんなの!


 まさか俺が目当てってことはないよな、喧嘩なんかしたことないし。



 しかしその集団はわき目もふらずに、槍を構えて俺の方に詰め掛けてくる。


 後ろを振り返る。うん、何もいない、山小屋があるだけだ。


 てことは……やっぱり俺? 俺が目標なの?


 ええ~、なんで~~!



 俺がパニックになっていると、ついに矢が飛んできた。


 うわ、先に火がついてる! やばい! あいつらヤバいぞ!


 話し合い……の前に、まずはあいつらを止めないと!


 俺は近くにあった丸太を抱えて、集団を目掛けて走った。


 …………。


 ……。



★☆★ 豚貴族の追手隊長視点 ★☆★


 女騎士を捕まえるのは容易(たやす)い。


 しかし相手は人食い鬼(オグル)。まずはあいつを討伐しない事には話にならない。


 今の人数じゃ無理だ。それに武器。あいつは剣一本で戦える相手じゃない。


 どうせ豚貴族の金だ。湯水のように金を使って、強いと噂の傭兵や冒険者を集め、鋭い槍や強力な弓矢も揃えた。


 人食い鬼(オグル)を討伐したとなると英雄だ。面白いほどに腕自慢たちが集まってくる。


 見ていろよ、人食い鬼(化け物)め! 人間の恐ろしさを教えてやる!


迫りくる大軍! 果たして二人の運命は!


デブータさん、やっておしまいなさい! 応援してくださる皆さん、ぜひとも★感想と評価★をお願いいたします!

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