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第十二話


キャロットちゃんに人化の魔法と魔力コントロールを教えてもらっている内に2日経っていた。

イケメンな俺と巨乳美女、ひとつ洞窟の中、何も起こらない筈もなく...


何も起きませんでした(泣)

すっごい真面目に教えてくれるからこっちもそんな気になれないわ。でも教えてもらってる最中胸ガン見できたからヨシ!


魔法とか前世になかったから使えるようになれるのか不安だったけど、そこは魔人。無尽蔵の魔力に物を言わせて猛練習!自分の体の血管を魔力が巡るイメージをしたら、下手だけど人化の魔法が使えるようになった。

魔力コントロールに関してはほとんど練習をせずに、自分の縄張りに魔力を広げる、体から漏れ出る魔力を止める、魔力弾を手から放出し攻撃する、などが直ぐにできるようになった。魔人なのもあって魔力の扱いについては優秀な様だ。


そしてキャロットちゃんにおすすめの人里を教えてもらった。この魔人の森を南に進むと小さな村があり、しばらくそこで生活するといいみたいだ。なんでもその村は山に囲われて他の村から地形的に孤立しているらしく、万が一魔人であることがバレても他の村へ情報伝達が遅いので簡単に逃げれるらしい。


これでキャロットちゃんに教わることはほぼ無くなってしまった。そしてもう教わることがないということは、キャロットちゃんとお別れの時間が近づいてきたと言うことだ。西の縄張りと南の縄張りの境界線付近で向かい合う。

...ここまで南の縄張りに近づいて南の魔人が怒らないかとキャロットちゃんに聞いたが、どうやら転生前の俺が歴代の南の魔人をシバきまくったせいでビビって引きこもってるらしい。通りで北の魔人しか漁夫の利狙ってこなかった訳だよ。南の魔人(笑)



「キャロットさん。色々とご迷惑をおかけしました。この恩はいつか必ず返します。」

「気にしなくていい。」


流石キャロットちゃん相変わらず最後までcoolだぜ。

本当はもっとキャロットちゃんと仲良くなって婚約までいきたかったんだが、悲しいかな前世は文明人。美味しいご飯とあったかいベットが恋しい。


よし決めた!当面の目標は、お金をいっぱい稼いでベットと美味しい食事でキャロットちゃんにプロポーズしよう。ご飯食べるの好きらしいし、可能性あるんじゃないか?結婚式はオーシャンビューのホテルを予約し、夜のテラスで「美しい君の瞳に乾杯。」そして美味しく楽しいディナーの後でベッドイン...「バブー」

誰じゃワシの素敵な未来予想を邪魔する不届き者は。...未来のお嫁さんだった。許す!


「私まだあなたに教えてなかったことがある。」

「なんでしょう?」

「魔人は番となる異性を性格の大人しい種族から選ぶと教えた。」

「そうですね。」

「でももう一つ番になる条件がある。」

「それはなんですか?」

何で今そんなこと教えてくれるんだろう。


「......メスの魔人が雄の魔人に勝てないと分かった時や、負けた後に命があったとき。」

「なるほど。」

へーそうなんだ。...なんかキャロットちゃん顔赤くない?気のせいか。


いつまでも喋ってる訳にもいかない。出発しよう。


「ではまたいつか会いに来ます。本当にありがとうございました。」

「待ってる。」


キャロットちゃんに見送られて南の魔人の縄張りを南下した。


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