小学3年生:大地・雛菊・焔スイーツバイキングに②
スイーツバイキングのお店は隣町にあるので電車で移動になる。車内では二階堂さんが僕と雛菊ちゃんの出会いについて聞きたいというので説明してあげる。
「だから雛、最近ファンタジー(小説)よく読んでたのね。毎週図書館に会いに行ってるなんてよほど君のことが気に入ったのね」
「そんなに珍しいかしら?焔」
「学校の雛の様子見てたら驚くわよ」
学校での雛菊ちゃんの様子?ちょっとそれは気になる。
「学校での様子?」
「あ、朝倉君気になる?雛菊はね学校でもだけど男子とはプリントの受け渡しとか学校の行事のことしか話さないのよ」
「彼らは『天ヶ崎家の娘』と話してるのよ。確かに私は天ヶ崎家の娘だけど学校では『天ヶ崎雛菊』として話してほしいわ」
「まあ、それはわかるわね。○○の別荘買ってもらったとか高級時計かったとかこっちに聞こえるようにお金持ちアピールしてくるのよ。自分たちのお金で買ったんじゃないのにね」
「なんか僕たちとは違うね」
これが価値観の違いか。僕たちの中でそんな話してもへぇ~すごいなぐらいの感想。あまりに現実離れしてるしね。
「朝倉君の学校ではどんな話をしてるの?」
「そうだね。昨日見たテレビ番組とかゲーム・昨日食べたどこどこの食べ物の話とかかな」
「そうそう、そういう感じの話でいいのよね。そういえば昨日の夜8時からのテレビドラマ見た?」
「ああ、京都の化学捜査班?」
「それそれ。あのトリック、まさに科学捜査って感じだった」
「すっごく甘いにおいがしますね」
「うん。とっても楽しみね、雛」
「二人も初めてなんだよね」
「うん。ずっと行きたいって焔ちゃんとは話してたのよ」
「そうそう」
20分ほど電車にゆられながら着いたフードバイキングのお店。一階は駐車場で2階がお店。
「いらっしゃいませ、3名様ですね」
「はい」
「小部屋利用しますか?」
「お願いします」
このお店ではファミレスのようなテーブル席の他に個室も準備されており今回はこっちを利用。このお店はバイキング系のお店の中ではそこそこ高めだけど個室も利用できるし扱っている料理も多いので結構利用されているみたい。じゃあ料理持って部屋に向かおう。




