小学三年生:雛菊の誕生日③雛菊への誕生日プレゼント2ぽかぽかな気持ち
「これは何ですか?」
「開けてみてくれ」
お父様に促され箱についているリボンを外し包装紙をはがしますと
「これはシャノンちゃんですね?」
「大地君から雛菊はこのキャラクターが好きだと聞いてね」
箱の中には私の身長より大きいシャノンのぬいぐるみが入っていました。こちらもすごくモフモフそうです。
「特注で作ってもらった。大地君といった展示会のより小さいが安全性や持ち運びやすさの観点から見るとこの大きさがベストらしい。触ってごらん」
モフ
おなかを触ってみますがすごくモフモフしています。展示会のぬいぐるみより気持ちいかもしれません。そのまま体全体で抱き着きます・・・
「雛菊?」
「!ありがとう、お父様。すごくうれしいです」
「雛ちゃんがそこまでになるなんてね。私も触っていいかしら?」
「・・ということがあったんです」
『総一郎さんうまくいったんだね。よかった』
「大地君も協力してくれたと聞きました。ありがとうございます。お父様たちも来年は誕生日パーティーに参加してほしいと言ってました」
『双一路さんには僕の誕生日選びにアドバイスもらったしね。みんながいいなら来年は参加しようかな?そろそろ時間だね。じゃあ、お休み』
「そうですね。おやすみなさい」
大地君との通話を終えた後、背もたれにしていた大きなシャノンのぬいぐるみに抱き着きます。ほんとに気持ちいです。表面はふわふわですがぬいぐるみの中に入ってる綿はそこそこ弾力があって形が崩れません。
ふぅ、さっきから心がポカポカしています。このぽかぽかな気持ちはお父様が大地君のプレゼント選びの話をしてくれてからより感じるようになりました。友達になったのは半年前ですが、ここまで私のことをわかってくれるのはうれしいです。でも不思議です。焔ちゃんの時はもちろんうれしいのですがこんな気持ちになりません。初めての男の子の友達だからでしょうか?でも普段よりよく眠れそうです。私はそのままシャノンのぬいぐるみに体を預けながら眠りにつきます。




