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本が導く恋物語~その本どんな内容なんですか?~  作者: アマテン


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雛菊ちゃんとおばあちゃんの家に㉒田舎の夏祭り:浴衣の着付け

雛菊視点


6日目 夕方


「苦しくない?雛菊ちゃん」


今日は今回の旅行の一番の目的である夏祭りの日。愛さんと梢おばあちゃんに浴衣の着付けを手伝ってもらっています。ここにきて二日経った夕方


「少し大きくなってるわね」


梢おばあちゃんが大地君に青色の浴衣を当てながら大きさをはかっています。大地君の浴衣姿を見ていたら私も着てみたくなりました。地元で友達と夏祭りに一度行ったことがありますが私服だったので一着は持っときたいですね。今度お母様やお父様に聞いてみましょう。


「雛菊ちゃんは浴衣持ってきたかしら?」

「?いえ、浴衣自体持っていません」

「だったら、愛のおさがりだけど着てみない?」


梢おばあちゃんが見せてくれたのはアヤメの花柄の白い浴衣。


「いいんですか?」

「ええ。この浴衣も箪笥の肥やしになるより来てもらうほうが嬉しいからね」


 約束通り梢おばあちゃんが浴衣のサイズの調整をしてくれました。愛さんが髪を結ってくれて簪なども指してくれます。


「うん。我ながらいい出来ね。明日香にも写真送らないとね」


 着付けが終わると愛さんが私の携帯で写真を撮ってくれます。


「ほら、次は大地も並んで並んで」


 私一人で写真を撮った後大地君とのツーショット写真も撮ってくれました。さらにいい思い出ができました。



車でお祭り会場である広場に送ってもらうと


「これが完成した夏祭り会場なんですね」


 目の前には小説やアニメで見た夏祭りの光景が広がります。地元では祭りといっても屋台がたくさん出ている簡易的なものでしたが、ここでは屋台の他に太鼓のやぐらに三角の飾りがついた糸がつるされています。


ここの夏祭りは本格的な設営・花火などの催し物もあり有名らしく、私たちみたく外から来た観光客もたくさん来ています。


「ほら、行こう雛菊ちゃん」


大地君に手を引かれ屋台の方へ向かいます。


「大地、雛菊ちゃんは初めて下駄をはいてるんだからゆっくり歩くのよ」

「わかってるよ、母さん。雛菊ちゃんどこか痛かったら教えてね?」

「はい」


最初に向かったのは看板に『型抜き』と書かれた出店。


「おばちゃん、型抜き一枚頂戴」

「はいよ。お、二人とも浴衣じゃない。似合ってるね。で、イラストは何に挑戦する?」

「雛菊ちゃん、型抜きはしたことある?」

「いえ、初めてです」

「だったら少しずつ難易度上げた方がいいよね」


 ということで型抜き初挑戦です。

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