雛菊ちゃんとおばあちゃんの家に⑬のんびり夏休みの宿題
「おはよう」
「おはよう、大地ちゃん」
次の日リビングに降りておばあちゃんに挨拶する。
「眠れてる?昨日はいっぱい動いたから、ぐっすり眠ってると思ったんだけど」
「いっぱい眠れたよ。全然眠くないもん」
「そう。はい、牛乳よ」
「ありがとう」
ばあちゃんが注いでくれた牛乳を飲んでいると
「おはようございます」
「おはよう、雛菊ちゃん。牛乳飲むかい?」
「はい」
ばあちゃんが台所へ向かうと雛菊ちゃんは隣に座る。
「おはよう、雛菊ちゃん」
「おはようございます、大地君」
「今日は外に遊びに行くんですよね?」
「うん。午前中は宿題進めて午後からはいろいろ見まわろう」
「はい。楽しみです」
「雛菊ちゃん、牛乳だよ」
「ありがとうございます」
「じゃあ、朝食の準備するから二人とも待っててね」
「「はーい」」
朝ご飯を食べたあと二人で夏休みの主題を始める。でも二人ともほとんど夏休みの主題は終えていて、あとは絵日記だけなので1時間もあれば終わってしまう。遊びに行くのは午後からだから残りの時間どうするかというと
「これはこっちの展開公式を使うんだよね?」
「そうですね。あとはxに4を代入して式を整理すれば・・・」
中学生から習う数学の勉強をしている。ある日雛菊ちゃんと別のファンタジー小説を読んでいると『文字式』っていう言葉が出てきたんだ。遺跡の一つの扉を開けるギミックだから読み飛ばしてもよかったんだけど興味を持ったんだ。雛菊ちゃんとも相談して調べることになったんだ。『文字式』は中学校から勉強する数学という科目で習う項目。数学は文字式だけ勉強してもよくわからないから小学校の算数から勉強を始め最近文字式を学び始めたんだ。
「二人ともスイカだよ。ちょっと休憩しなさい」
「スイカ!やったー、雛菊ちゃん、ここのスイカとっても甘いんだよ?」
「そうなんですか?楽しみです」
おばあちゃんがスイカを持ってきてくれた。軒下に移動してスイカにかぶりつく。
「!?すっごく甘いです。大地君の言った通りです。今まで食べたスイカとは全然違います」
「そうかい。農家さんの愛情が詰まってるからだろうね。こっちはスイカソーダだよ」
おばあちゃんが持ってきてくれたのはスイカジュースと炭酸水を混ぜた飲み物。スイカの甘みとシュワシュワした喉ごしで潤してくれる。
さあ、もうひと踏ん張り、頑張ろう。




