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砂漠の封印の鍵争奪戦10 瀕死の棚岡

 抜かった!

 既に手遅れ!

 もう逃げ道は無い!

 俺は死ぬ!

 いや逃げてはいけない!

 取り込むべきだった!

 死を目の前にして後悔に打ちひしがれていた。

 

 その時!

 

「エアリアルシールド!」

 

 アウ王女は魔法で防御壁を展開!

 光のドームが俺達を包む。

 アリの唾液は全て巨大な光のドームに遮られた。

 唾液は俺に届くことなく、光のドームに触れると蒸発した。

 すげーな、おい!

 アウ王女はこんな事も出来たのかよ!

 

「ねっ! 私使えるでしょ?」

「おう! 思ったよりも凄いな」

「えっへん!」

 

 鼻を鳴らして得意げなアウ王女。

 突如俺を襲う激痛。

 意外過ぎるアウ王女の能力を見せつけられたことで、腕が溶け落ちてたのを忘れてた。

 

「うぐぐ、でも、お、俺の右腕が! ぐはぁ! 右手が無いんじゃ取り込みが出来ない」

「そんな怪我、大丈夫よ。 私に任せなさい! ゴッドヒール!」

 

 俺を激しい光が包むと、あっという間に腕が生えて痛みも吹っ飛んだ!

 アウ王女は聖女達が必死の形相をして長い時間かけてする魔法による回復を一瞬でいとも容易くやってのけた。

 

「ねっ! 役に立つでしょ?」

「お前凄いな! 役立つってレベルじゃねーよ! 今まで完全にお笑い枠と思ってたのに、なにこの活躍!」

「なによそれ! あんた酷いわね! これでも勇者の血を色濃く引く王族の家系なんですからね。こんな事出来て当然なの」

「そうか、ありがとう」

「そんなに素直に礼を言われると、あんたらしく無くてどう接すればいいか分らなくなるわよ」


 俺は残ったアリ達を一瞬で取り込んだ。

 そして訪れる静寂。

 部屋では俺とアウ王女以外、動く物は何も無かった。

 

「ふー! やっつけたな」

「大変だったわね。でも女王アリを倒さなかったから鍵が手に入らなかったわね。あの取り込んだ女王がまだ持ってるのかしら?」

「マジか? 面倒だから取り出したくないんだけど、あの痴女をまた取り出さないといけないのか?」


 と思ったら玉座の後ろの壁に女王の部屋があった。

 早速入ってみる。

 魔物とは言え、女性の部屋に勝手に入るのはドキドキする。

 タンスを漁るが鍵なんてどこにも無い。

 有るのは見たことも無いエロい下着だけだ。

 もしかするとこの痴女のおぱんつの中に紛れてるかもしれないな!

 俺は一枚一枚念入りにおぱんつを調べる。

 染みの有無を確認し、臭いまで嗅いで完璧に調べる。

 あの痴女のおぱんつだとは分ってるのになぜか細胞レベルでおぱんつの魔力に抵抗出来ない男の性(さが)。

 

「あ、あんた何やってるのよ? もしかしなくても変態?」

「こ、これは、鍵を調べてるのであって、おぱんつを堪能してるのでは無くて……」

「そんなにおぱんつ嗅ぎたいなら後で私のあげるわよ。それよりもこれ見て! これって鍵じゃないかしら?」

 

 王女の手にはキラキラと七色の光を放つダイヤモンドの様な物があった。

 おれはすかさず商人のスキルの【鑑定】を使ってダイヤモンドを鑑定する。

 するとそれは間違いなく魔王城の封印の鍵であった。

 

 魔王城の鍵ゲットだぜ!

 

 ついでに金目の物をゴッソリ手に入れた。

 金銀宝石に、おぱんつだ!

 だがおぱんつはアウ王女に腕を掴まれ止められたのでご返品。

 残念無念でござる!

 

 手に入れたお宝は総額十二億ゴルダ。

 アリ討伐は結構いい金になったぜ!

 いつも読んでくれてありがとうごさいます。

 今回は短くてすいません。

 集団転移の書籍化で忙しくて書けませんでした。

 たぶん今週半ばまでこんな感じです。

 他の作者さんは書籍化作業を何件も抱えてよく連載を書けるな……。


 *

 

 元ネタの『クラスごと集団転移』もよろしくお願いします。

 

(連載中)

クラスごと集団転移しましたが、一番強い俺は最弱ランクの商人に偽装しました。

http://ncode.syosetu.com/n7017dt/

水土更新予定

※書籍化作業中です


正しいスキルの使い方 。~商人の俺がアイテムボックスで魔王討伐!~

http://ncode.syosetu.com/n7297ec/

平日(月火木金)更新予定

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