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メモリーズ(仮)  作者: 御厨 郁葵
第一章 旅立ち編
21/32

18話 使える物、使えない者

今年も暮れですね。

今年中の更新になれて良かったです。

それでは今年の締めに相応しくない駄文をどうぞ。

日付は変わってラーメン屋。

今日も平和なギルド(?)だ。

「おはようございまーす。」

若葉さんが出勤してきた。

そして大将がトレイを持ってこっちに来た。

「ほい、兄ちゃん。蕎麦だ。」

ざるそばだ。……ここラーメン屋じゃないのか?

「ラーメンじゃないのか?」

「この時期は蕎麦だろ?」

「どの時期ですか……」

そんな風習あるのか?

「何かの風習ですか?」

「年越しは蕎麦じゃないのか?」

「年越し!?」

今って春じゃないのか!?

「嘘だ嘘。いやー、フクシマくんがいきなり蕎麦を打ちたいと言ったもんだからな。」

「……その蕎麦大丈夫なんですか?」

「ああ、蛇みたいに動いたりしないから大丈夫だ。」

「その言い方だと何かあったんですね。」

「……まぁな。見たらわかる。」

大将がトレイを机に置く。

……色が。色がヤバい。見たこと無い色だ。食材に付いてはいけない色だ。

「どうしてこうなった。」

「因みに味は甘かった。」

「この色で!?」

……ヤバイな。

「食べないという選択肢は?」

「できれば控えてもらいたい。俺達のことも考えてくれれば。」

「というと?」

「……」

大将がカウンターの奥を無言で指差す。

……さっきまであんなに元気だった若葉さんが泡吹いて倒れてる。

……逃げるか。



ここはラーメン屋の地下。

オズのところに来ている。

というのも、ゆかりと顔を会わせるやすぐに

[マスターのデータが少なすぎます。私の母体に会うことを推奨]

なんて言われてしまい無理矢理シアンとゆかりに連れてこられた。

個人的には逃げる理由ができて万々歳なのだが、嫌な予感がするから解放してほしいところ。

そして俺の目の前には巨体な液晶パネル。

[こんにちは]

イケボの機械。そしてモニターに映る字幕。

「あ、どうも。」

「さ、マスター。さっそく彼に体を捧げて。」

「いきなり変なことを言……ってやめろ! 持ち上げるな! ギャー!」



機械に吸いとられました。

なんか電脳空間的な所をフヨフヨしています。

[解析完了]

「……なんですかこれ。」

[スキャンしました]

「……はぁ。」

[……わかりません]

「こっちの台詞です。」

なんだよ人をスキャンした挙げ句わかりませんなんて。大丈夫なんかこの機械。

[……これでも元世界一のスーパーコンピューターなんですが]

「なんで考えてることがわかるんだ?」

[全神経コネクトしてるのでわかります]

……迂闊に変なこと考えない方がいいな。

「で、何が目的なんだ?」

[貴方の解析です]

「それはわかった。で、解析終わったんじゃなかった?」

[ああ、解放します]



解放された。

[という訳でこれから悠斗強化計画を開始します]

「いぇーい!」

[パチパチ]

なんか3人……1人と2台……剣1本と1人と1台……わからん! が盛り上がっている。

「……何の騒ぎだ?」

[マスターを強化しよう委員会が発足しました]

「……つまり?」

「何の取り柄もないマスターをせめて戦えるようにしようということです。」

謎にdisられた。

[マスターはただの無能だと判断しました。戦えるように強化することを強制します]

またdisられた。というか内容一緒な気がする。

[ゆかりのデータを拝見したところ、戦えるようにしないといけないと感じました]

機械が感じたのか……

[とりあえずパネルに触れてください]

……液晶パネルに右手で触れる。

[そっちじゃないです。下です]

液晶パネルの下を見る。例のホログラムのパネルがあった。

……紛らわしい。

とりあえず右手で触れる。

……右手に何かが流れてくる。

[創造(クラフト)の能力を授けます]

「クラフト?」

どっかで聞いたな……。

[ついでにクラフター検定20級を受けてください]

あー、冥界で聞いたんだっけ?

「ってか何? クラフターがどうこうって。」

[モノを創る能力です]

「それは雰囲気的にわかる。」

[箱と念じてください]

……箱

すると、左手にホログラムの立方体が現れた。

[おめでとうございます。20級認定です]

……なんだこれ。

[その調子です。続いては準19級ですね]



数時間後

[おめでとうございます。7級認定です]

なんかもうやけくそで作り続けた……というよりシアンとゆかりにモノづくりを強制させられてめっちゃ級を貰っていた。

「もういいですか……?」

[マスター、次は準6級です」

いつまで……続く……んだ……この地……獄……。

「ちょ、マスター! マスター!」



地獄から一転、そこは天国……という訳でもなく、冥界だった。

[スパルタ資格]

「ほんとに。」

[大丈夫なんですか?]

「どう見える?」

[データ的には完全に回復しています。精神的にはどうなのでしょうか?]

「まだきつい。」

[でしょうね]

「ちなみに死因は?」

[魔力の暴発です]

はぁ……。

[でも、これで使えるじゃないですか。創造(クラフト)。便利ですよ]

「というと?」

[チェーン的なものを出してください。この前の時の鎖(フリーズタイム)みたいに]

そんなルビなんだ……。

とりあえずチェーン的なのを出してみる。

パシュン! と音が鳴ってチェーン的なのが飛び出した。

「で、これが?」

[引っ込めてください]

引っ込める。

すると、体がそのフックの着弾点に吸いこまれた。

[これで機動力が桁違いになります]

「……これ、使いこなせるのか?」

[そこは経験です]

……やっぱ簡単にヒュンヒュンいける訳じゃないんだ。

「簡単に異世界無双とかさせてくれてもいいんじゃ……?」

[剣の心得を渡したでしょ? あれも結構チートな気がしますよ]

「あ、その件はどうも……。」



で、戻ってきた。

「あ、おかえりなさい、マスター。それじゃ続きを……」

「殺す気か! 実際死んでるんだぞ!」

[流石にそこまで貧弱とは思いもしませんでした]

[駄目ですね。私のマスターがこんなんじゃ……]

「人殺し……」

「さ、戻りましょ。ゆかり。」

[了解しました]

2人は戻っていった。

残されたのは俺とオズ。まぁ、オズは動けないから必然的に残るけど。

[どうされましたか?]

「いや、なんかなぁ……大変だって。」

[そうですか……あ、そうだ]

「ん?」

[これ持っていってください]




今年の締めには相応しくない出来でしたね。

まぁ、悠斗君は成長させました。この実力は通じないと思いますけど。


次回 [今日の昼空]

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