ナデナデ? ナデナデ!
それから ぼくは
おばあちゃんと ずっといっしょにいたの
おそらを ブーンって とんでるときも
じめんを ガタンゴトン ブーブーって はしってるときも
おやすみも
おはようも
おばあちゃんと いっしょだった
「私たちは、旅の途中なの。マリちゃんに会えるまで、もうちょっと待ってね」
たびのとちゅう?
ゴ―とか ガタンゴトンが 『たび』なんだって
『おしょくじ』のときもいっしょで
「ほら、おいしそうでしょ」と おばあちゃんはいうけれど
ぼくにはよくわからない
オイシソウって なんだろう
「ほら、いい匂い」
イイニオイって なんだろう
「なんてすてきな景色なんでしょう。お花の色も綺麗」』
ケシキってなに?
オハナって
イロって
どんな?
おばあちゃんの ことばを きくたびに
あたまのなかに はてなが
ふえていく
でもね
「ドラゴンさん、なでなで、きもちいい?」
そういって おばあちゃんが ぼくのあたまを コシコシしたの
コシコシ
コシコシ……
なんだか おなかが ぽわぽわ
むねも ぽわぽわ
ほっぺたも ぽわぽわしてきたぞ
「なでなで、楽しいわ。あなたは手触りも最高だもの」
ナデナデ?
コシコシ?
そうか
コシコシが ナデナデ
ナデナデが コシコシ!
タノシイも なんとなくわかってきた
タノシイ
タノシイ!
ナデナデ タノシイ!
おばあちゃんといっしょ とっても タノシイ!
「おやすみなさい、また明日。
明日は、どんな楽しいことが待っているでしょうねえ。
ねえ、わくわくしてきたでしょう?」
おばあちゃんが ワクワク
ぼくも ワクワク
おはようは まだかな
あしたは まだかな
ぽくは
ずっとワクワク
あしたを まっている




