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この世界の理不尽に耐えられず、心から願ったら異世界の空に放り出されたのだが???  作者: はるのひ


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2/24

第2話 ボルド村

挿絵(By みてみん)



夜の森を歩く真。


初めて見る木々、聞いたことのない虫の声。

虫か分からないけど、、、。


「ここ、本当に異世界なんだ……。」


お腹も空き、不安を抱えながら歩き続ける。


すると遠くに灯りが見える。


「あれは……村?」


⸻


一方その頃


村では鐘が鳴っていた。


「魔物だ!」


「いや、違う!」


「空から何か落ちたぞ!」


村人たちは武器を持って集まる。


そこで現れるのが、この村唯一の騎士。


アマブレ


彼は村人を落ち着かせる。


「慌てるな。私が確認してくる。」


実は彼も、空から落ちた「流れ星」を見ていた。


⸻


初対面


森の入口。


真は村へ向かって歩いてくる。


アマブレは剣を抜き、静かに問いかける。


「止まれ。」


「君は何者だ。」と

アマブレは少し驚いた顔をしている。


真は困った顔で頭をかく。


「えっと……。」


「僕はにほ、、いえ、そ、それが分からないんです。」


アマブレは困惑する。



目の前にいるのは、どう見ても十歳くらいの少年。


だが、その服装も、持っている刀も、この国のものではない。


⸻


村へ


アマブレは真を警戒しつつも、敵意がないことを感じ取る。


「……事情を聞こう。」


「まずは温かい食事だ。」


コラソンのお腹が


「ぐぅ~~。」


と鳴る。


二人とも少し笑う。


アマブレが空を見上げる。


「あの流れ星と何か関係あるのだろうか、、、。」


アマブレは事情を聞く。


しかし、


名前しか分からない。


家族もいない。


帰る場所もない。


沈黙が流れる。


その時。


部屋の奥から声がする。


「森の光は大丈夫だった?」とアマブレの妻のエレナが出てくる。

「いや。実は」

とアマブレが説明

アマブレとエレナどこか泣きそうな。


でも優しい目をしていた。

エレナ

「大丈夫。森の中は暗くて怖かったね。

ここにいれば大丈夫」と真の頬を撫でた。


真は心の中で母さんと重ねてしまう。


「そうだ名乗るのが遅れたな…。」


「私の名はアマブレ、こちらが妻のエレナだ。」


「君の名は?」

真


「高浦(こうら) 真(しん)と言います。」

アマブレ

「ん?ちょっと聞き取りにくい発音だな?」


「紙に書いてみてくれ。」


真

「でも僕この世界の字なんて」


「ん?この世界??」


「いえ、なんでもありません」

とペンを取る

(あれ?書けるぞ。これも女神様の力なのか?)


「どれどれ コ…ラ…ソ…ン…コラソンだな」


「ち、ちが」


「でも書いてあるじゃないか。そしていい名前じゃないかー。なぁエレナ」


「ええ とっても」


アマブレ「ところでもしコラソンさえ良ければ泊まって行きなさい。

外は今、魔獣がいて危ないから」


(名前変わっちゃった。こちらの文字で高浦(こうら) 真(しん)と書くとなぜかコラソンになるらしい。前いた世界とは違うみたいだしまぁいいか……)


コラソン「でもそんな迷惑に」

↑

もう普通にコラソン笑


アマブレ「子供が遠慮なんてしたらダメだ。

とりあえず暖かいスープを飲みなさい。いいからいいから」


コラソンは流されるまま甘えることになった。


「スープ美味しい。」


気づくと涙が出ていた。

体も子供になったせいかほんとは怖くてたまらなかったのだ。


そして場面は切り替わる。


遠く離れた王都。


黒いローブの男が報告を受ける。


「辺境の地ボルト付近の空から星のようなものが落ちたと」

「付近の地区に派遣していた偵察部隊と連絡が取れません」


男は静かに笑う。


邪悪な目が何かを匂わせる。


謎の組織の陰謀が、静かに動き始める――。


次の日の朝、目を覚ますと転生した自分と同じ年ぐらいの女の子が俺の顔をのぞいていた。


コラソンは飛び上がった。


いきなりのぞいていた女の子。


起きた瞬間なのもありコラソンはびっくり。


女の子と体験したことのない距離。


部屋の様子は、、、


やはり昨日の転生は夢じゃなかった。


コラソンがぶつぶつ言ってると


「ちょっと1人の世界に入らないでよ」

びくっ「あぁごごご、ごめん。すごくびっくりしたから」


「私はメル、この家の子供だよ。朝パパとママから聞いて気になって待ってたら起きてこないんだもん。

ふふふ」


コラソンが家を出て行こうとするとメルがあからさまに拗ねた。

アマブレ、エレナやれやれとゆう感じで


「コラソン、どうせいくあてもないんだろう?私たちは構わないから好きなだけうちにいなさい。

その代わり色々手伝ってもらうけどな」


戸惑いながらも内心嬉しいコラソンであった。


一同笑


「……俺は、本当にここにいていいのかな」


そんなことを考えていた。


「ねえ!」


「私が今日はコラソンに街を紹介してあげる」


迷いなく差し出された小さな手。


コラソンは少し戸惑った。


前の世界では、人と関わることが苦手だった。


どうせ嫌われる。


どうせ離れていく。


前世で女子にからかわれて惨めな想いをした事を思い出した。


そんな思いが染みついていたから。


「……よ、よよよろしく」


恐る恐る握り返す。


するとメルは嬉しそうに笑った。

「変なの」笑


「だってコラソン、何も知らない顔してるもん」


「……そんな顔してた?」

(何も知らない顔ってどんな顔?)


「してる!」


メルは笑いながら走り出す。


「ほら、早く!」


⸻


初めて見る町。


並んだ店。


行き交う人々。


聞こえてくる笑い声。


コラソンは何度も足を止めた。


「ここはパン屋さん!朝になるとすごくいい匂いがするんだよ」


「こっちは武器屋さん!パパもよく行くんだって」


「あと、あそこは広場!子供たちが遊ぶ場所!」


メルはまるで自分の宝物を見せるように、一つ一つ説明してくれる。


「……メルさんは、この町が好きなんだな」


コラソンが言うと、メルは振り返った。


「メルさんだって…笑

私初めて言われた…笑」


「さんなんていらない、メルでいいよ」



「それとね!大好き」


コラソンは自分が言われたと勘違いしてあたふた


「ななななな」


メル

「この街」


(そりゃそうだよね。びっくりした。)


「こここの街のどこが好きなの?」


メルは少し考えてから答える。


「だって、ここには大切な人がいるから」


その言葉に、コラソンは黙る。


前の世界では両親以外感じられなかったもの。


誰かを大切に思う気持ち。


誰かに大切にされる温かさ。


それを、少しだけ感じた。


⸻


帰り道。


「今日は楽しかった?」


メルが聞く。


コラソンは少しだけ笑った。


「……うん」


「ほんと?」


「うん。初めて、この世界に来て良かったって思った」


その言葉を聞いたメルは、少し驚いた顔をした。


「この世界??…」


「な、なんでもない…」


「変なの…笑


」「じゃあ、これからいっぱい教えてあげる」


「この町も」


「この世界も…ね」笑


「楽しいこと、いっぱいあるから」


その日。


コラソンは初めて、この世界で友達と呼べる存在を得た。


少女の名前は、メル。


後に彼の人生を大きく変える、大切な存在だった。



最後までお読みいただきありがとうございます。

感謝いたします。


初めて行った異世界の村ボルドていい人に見つかってよかったよかった。

名前変わってしまいましたが…笑


同じ年頃のメル。わんぱくで天真爛漫でしたね。

コラソンとどんな物語を作っていくのか楽しみにしていてください。

次の話しも読んでもらえると喜び爆発です。


よろしくお願いします。

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