表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
23/68

これが死化粧っていうやつ。

 どっかーん。



 おおっと! 思い出しマシタ。

 マイネームイズ。せな さとう。

 佐藤 星奈。

 そうだった。

 どうして忘れてたんだろう。




 あー、やめてやめて。カンベンしてください。

 もう、サイアク。



 白い棺に、自分が寝てる。

 ふーん、へえ、これが死化粧っていうやつ。


 口紅なんてだれがさしたの。赤すぎるぅ。とってよ。

 チークなんて、いらないっつの。

 濃い!


 まだ十五歳だったね。

 死ぬ日なんて、まだまだまだ。

 まだまだまだまだまだ。

 ずーっと、ずーっと先のことだって。

 そう思ってたよね。


 なんだ。

 やっぱり、死んじゃったんだ。

 あっけないな。

 あっけない!

 どうして、こんなにあっさり終わっちゃうんだろう。


 誰が悪かったの。


 1 よそ見していた私 

 2 歩行者に気づくのが遅れた車の運転手

 3 私によそ見をさせた「オレマン!」弐拾参巻

 4 天の神様


 誰のせいにしよっかな。


 どれにしようかな。

 てんの、かみさまの、いうとおり。

 ふんふんふんふんふん!


 いや、いや。

 「オレマン!」は悪くない。

 悪くない、悪くない。


 まあ、誰が悪いって責めたって、しかたないよね。

 うん。しゃあないか。


 行くところに行くわ。

 ジバク霊とかもヤダし。


 あれ。

 なんだ?

 棺の奥の方、何かある。



 ああああ!

 「オレマン!」じゃん。

 弐拾参巻じゃん!

 血まみれだけど。

 ぐっしゃぐしゃに波打ってるけど。


 私の、弐拾参巻。

 ここにあった。



 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ