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死ぬ未来が確定されている最強の王女は幸せになりたい!  作者: スズネ
第一章〜マクタス王国編〜
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デラたちのお宅訪問

う、うえぇ。き、気持ち悪い。うぅ、我ながら情けない。馬車よいなんて.......。


「き、気持ち悪い........!」

「だ、大丈夫?ご、ごめんね。ボクも回復魔術かけてるんだけど全然効いてないみたいなんだ.......。」

「もう、精霊はポンコツすぎなんだよ!おねえちゃんが困っているだろ!」

「はぁ?人間の子供だけには言われたくないんですけど?」

「だ、大丈夫か?ど、どうすれば良いんだ?」

「だ、大丈夫だから。レイラ、全速力でデラさんたちの家に向かって.......!」

「で、で、すが.......!い、え、分かりました。姫様、すぐにつきますので!」

あの事件から一日経って、私たちら今デラさんたちの家に向かっている。

そ、それに、しても気持ち悪い........!


「姫様!つきました!大丈夫ですか?」

「え、えぇ、何とかね。では、ここからは歩いて行きましょうか。」

え〜と、ここであっているわよね。

「すみません、誰かいませんか〜?」

「あぁ、何だ?って、お前か!」

「はい。約束通りきました。」

「別に来なくて良いんだが.......。」

「何を言っているんですか!約束したのですから約束は守らないといけません!」

「お、おぅ、分かったから早く入れよ。」

「はい、助かります。失礼します。」

それにしても凄い視線ね。

「あの方たちは?」

「あ?あぁ、同居人だ。」

「なるほど。家族ですか。血のつながりは?」

「んなもんねぇよ。まぁ、アンタにはわからねぇか。血のつながりがねぇやつと過ごすなんて。」

「いえ、分かりますよ。今、バルツたちと過ごしているので。」

「は?まじかよ?」

「これは、自己紹介した方がよろしいですかね?みなさんの視線が痛いですし。」

「あぁ、頼むわ。」

「ご紹介に預かりました。私はスズネア・フィン・アイスランドと申します。一応、この国の第一王女です。」

「はぁ?第一王女だと!?き、聞いてねぇ。」

「言ってませんから。あ、無礼とかそう言うのは気にしないので楽にして良いですよ?」

「じゃあ、まずは敬語を外してくれ。」

「何故ですか?あなたたちは年上ですよね?年上には敬語と習ったのですが........?」

「姫様、私はそれは教えはいませんが........?」

「ほ、本で!本で見た気がするわ!」

「とにかく、敬語とさんづけはなしにしてくれ。」

「た、たしかに寿命が縮むなぁ。」

「そ、そうで、じゃなくてそうだったのね。分かったわ。寿命が縮むのならダメね。」

「それでこの国の王女様が何しに来たのさ。ただ、お喋りしに来たわけでもないんでしょ?もしかして、暇なの?」

「レイラ、落ち着いて。」

「ですが.......!あのガキ、姫様の事をバカにして........!」

あまり、怖がらせたくはなかったけれどそっちがその気なら良いわ。その挑発買ってあげるわ。

「私はあなたたちに提案をしに来たの。一番の目的はそれですね。二番目は、昨日のお礼よ。氷金貨50枚くらいしか用意出来なかったの。だから、後であと50枚くらいは使いの者が送るわ。」

「ちょっと待て!今、何て言った?」

「だから、氷金貨50枚しか用意出来なかったから後で氷金貨50枚を使いの者に送るわねって言ったの。」

「はぁ?氷金貨50枚だと?それで後でまた氷金貨50枚を持ってくる?多すぎだ!」

「そうかしら?私としては、後もう少し上げたいのだけれど........?」

「き、金銭感覚がバグってやがる。」

「では、本題に入りましょうか。私はあなたたちを私の騎士........と言うより私兵にしに来たの。そうね、給料は氷金貨50枚くらいかしら?」

「いや、多すぎだ!」

「いえ、これでも少ないくらいよ。あなたたちの命をもらうと言っているような物だもの。それで、どうしますか?この提案受けますか?」

「僕は嫌だ!何で好き好んであんな醜い貴族様たちの上の王女様の私兵にならなきゃいけないの?」

「こら!お前、無礼だぞ!」

「構いません。ですが、理由ですか........。ここだけの話ですが私は死にます。家族の手によってね。私は死にたくありません。なので、私兵を雇おうかなと思いました。ただ、それだけです。」

沈黙か。まぁ、当然よね。信じられないでしょうね。

失敗だったかしら?でも、やっぱり死んじゃうんだろうなぁ。嫌だなぁ。

正直、お父様とお兄様を殺したら良いと思った。でも、スズネアがそれを拒否した。愛されないのに、何でスズネアはアイツらを庇うの!

分からない。家族愛という物がなんなのかが。分からない。


「家族を殺せたら楽だったのになぁ。」

「え?」

「いえ、何でもないわ。やっぱり、いいわ。さっきの話は忘れて。帰るわ。」

「ひ、姫様!ほ、本当なのですか?」

「何が?」

「か、家族に殺されると言うのは........。」

「嘘........って、言えたら良かったなぁ。本当にバカだよね。まだ、愛されたいなんて思ってて。どうせ、死ぬのに。」

「待ちな!アンタの........いや、王女様の提案受けるぜ。」

「.......そうですか。分かりました。では、氷金貨は後ほど送らせます。」

「いらねぇ。氷金貨50枚なんていらねぇよ!」

「あなた!何を言っているの?デラたちの命がかかっているのに氷金貨50枚すらもいらないなんて!あなたは自分の命を軽く見過ぎよ!」

「それは王女様なんじゃないの?」

「な、にを言って!それは当然じゃない。私は出来損ないで野蛮な王女様、それに比べてあなたたちは.......!いえ、何でもありません。取り乱しました。気にしないでください。それでは、氷金貨5枚くらいは受け取ってくださいね。失礼するわ。」

「す、スズネ.......。」

「何も言わなくてもいいから。分かっているから。」

やってしまったわ。感情的になりすぎた。バカじゃない。本当にバカ。

そういえば、次の難関は何だったかしら?

っ!次はギールの故郷が危ない!


.........多分、ギールの下に手紙が届くはず。遅くても今日には届くはず!次はマクタス王国!


♢♢♢


「師匠、ちょっといいですか?」

「何ですか姫さん?」

「私がこれから手紙を書くある人のところに手紙を届けて欲しいの。場所はミシェラン王国の教会よ。頼めるかしら?」

「ミシェラン王国の教会って言うとあの人類最強の聖人ミカエル・ディアラ・セイレーヌが居るって言うところっすね。」

「えぇ、その人に渡して来て欲しいの。教会には魔の物を通さない結界が貼ってあるけれど神に近い精霊の師匠なら通れるはずだから!それから、ミカエラは地下の隠し通路にある部屋にいるはずだから!レイラ、手紙を書きたいからら便箋と封筒を持ってきてちょうだい!」

「分かりました。」

30分後

「師匠、手紙をお願いね。」

「任せてください!すぐに帰って来ますから!」

今回も読んでいただきありがとうございます!

次回も楽しみに!

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