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死ぬ未来が確定されている最強の王女は幸せになりたい!  作者: スズネ
第一章〜マクタス王国編〜
10/28

手紙での知らせ

今回はホムライト視点とスズネア視点です。

私は師匠に手紙を渡した後、ギールのいる部屋に向かった。

もしかしたら、ギールの下に手紙が届いていると思ったから。


「ギール!いるかしら?」

「え?あ、あぁ。どうかしたか?」

「マクタス王国から手紙が届いていないかしら?」

「っ、何故、それを知っているんだ?」

「あなたが行くなら私も行きます。良いでしょう?私にあなたとあなたの国を守らせてちょうだい。」

「っ、王子の立場として言ってはダメとは思うが言わせてくれ。頼む、我が故郷........マクタス王国を救ってくれ、スズネア!」

「任せて。あなたの期待に応えられるくらいには助けるつもりだから。そうと決まれば........!レイラ、旅の準備をしてちょうだい!」

「分かららました。」

「それから、クリスト卿に許可は.......?」

「とって来ています。」

「さすがね。でも、レイラ、あなたはここで待っていなさい。」

「な、何故ですか?姫様、私は........!」

「レイラ、命令よ。私の思い出が詰まったこの城を守りなさい。」

「っ、わ、分かりました。」

これで、良い。レイラを巻き込む訳にはいかないから。仕方ないの。だから、許してレイラ。こんな卑怯な私を........。


「みんなして何をしているの〜?」

「バルツ!........お姉ちゃんたちは今からギールの里帰りに行くの。だから、お留守番しててくれる?」

「マクタス王国に行くの?」

何でその事を知っているの?でも、今は.......。


「......えぇ、そうよ。」

「なら、ぼくも行きたいなぁ。だって、お姉ちゃん困っているんでしょ?だったら、ぼくが助けないと。そう言う約束だからね。」

「.........わかったわ。その代わり絶対に私の側を離れないって約束して。」

「良いよ〜。約束〜!」


「急いで貧民街へ向かうわよ!みんな準備出来たわね?飛ばしなさい、ギール!」

「分かった。スピード出しすぎて酔ってもしらないからな!」

こんな朝早くだけど起きているかしら?


「スズネア、着いたぞ!」

「わかったわ。.........あなたは一体、何をしているの?」

「申し遅れました。私はデラたちの同居人であイルスティアと申します。」

「そう。なら、デラたちのところに案内してくれないかしら?」

「分かりました。こちらです。」

中に入るとデラたちが着替えていた。

「な!な、んで、お前が!」

「王女殿下破廉恥だよ〜!」

「?王女殿下が来たのか?」

「あら?お着替え中でしたか。失礼しました。」

「........何でお姉ちゃんは冷静なの〜?」

「あら?普通の女の子みたいに叫んだ方が良かったかしら?でも、それはそれで近所迷惑になるわよね。私はどういう反応が正解だったのでしょうか?」

「良いから、出てけよ!」

「そうだったわね。失礼したわ。」


その頃デラたちは........。

「王女様の反応なんか塩〜。」

「そんなに魅力ないからじゃないか?」

「どストレートに言うな!」

「というか、イルスティアお前知っていただろう。何故、言わなかった?」

「王女殿下が急いでいたので案内しただけだ。それ以外に何がある?だが、そうだな。確かに良くなかったな。王女殿下のお目を汚してしまった。」

「イル兄、キャラ崩壊?」

「とにかく、早くしろ!王女殿下が待たれているのだ。」


「着替えは終わったようね。では、早速だけど誰かを借りたいのだけれど良いかしら?というか、私が選んでいいかしら?」

「あぁ、構わないぜ。」

「そう、なら遠慮なく選ばせてもらうわ。時間がないからね。デラとイルスティア後は........。そこの白髪さんを借りたいのだけれど。良いかしら?」

「俺は白髪ではなくギルだ。」

「あら、失礼したわ。では、ギル私に着いて来なさい。あなたが来たら助けられるわ。」

「そうか.......。よし、では行くか。俺は準備万端だ。」

「私も準備は出来ております。」

「俺も出来てるぜ?」

「それなら後はリゼさんだけね。........リゼさん!いますか?」

「な、何だい?急に大声を出して........。」

「あなたのお力を借りたいのだけれど良いでしょうか?」

「それは構わないけど.......。あの侍女はいないのかい?」

「はい、お留守させています。」

「あれ?僕の目がおかしくなければ君の周りにいる人たちが全員男に見えるんだが........?」

「あら、言われて見れば.......。どうやら、全員男のようですのでリゼさんは間違いではないですよ?それより、一緒に来てください。大至急です。」

「大丈夫だよ。僕も準備は出来ている。」


「そうですか.......。ですが、距離が微妙ですね。」

「あ、それなら良い乗り物を持っているよ〜!」

「え?本当に?助かるわ。」

「うん、は〜い、出ておいで〜!それで、この子が早く着いてくれる乗り物だよ〜!ふふ、偉いでしょ〜?」

「えぇ、偉いわ。助かったわ。」

「あ、あれはもしかして........!」

「それじゃあ〜、出発〜!」


う、ゆ、揺れるわ。だ、大丈夫。まだ、酔ってはいないわ。


「外出たの初めて.......!」

スズネアは、楽しんでくれてるかしら?


「初めてなんだ。ちょっと意外だなぁ。」

「そうですかね?でも、外って楽しいですよね?」

「外に出たのは一昨日初めて出たんです!凄かったんですよ?私はやっぱりあの城は向いてないですね。スズネアの事は考えてない下衆しかいないし。」

「え?」

「いえ、何でもないですよ。今何時でしょうか........?」

「今はだいたい8時くらいだと思われます。」

「そう、では、私は寝ますね!眠いので。」

おやすみなさい〜。



♢♢♢


ホムライト視点

姫さんが言っていた場所はここか?

姫さんが言っていた通り楽に入れたな。

「んで、人類最強の聖人ってどこにいるんだ?」

「何だ貴様は!ここをどこだと心得ている!」

「何だ、お前ら?雑魚に用事はないんでな。失せな。」

「な、何だと!貴様!私たちを舐めるなよ!」

「神を崇めている時点でもう舐め切ってるつーの。」

「貴様、我が神を愚弄するとは!許せん!」

こいつら数人殺しても問題ないよな?

あ、でもリットさんに怒られるかも........。

それに、平和主義者の姫さんが知ったら下手たら嫌われるかも!?

まあ、バレなきゃ良いか.......。

「塵となり消えがいい、人間。」

「お辞めください。精霊様。」

「あんたがミカエル・ディアラ・セイレーヌか?」

「はい。私がミカエル・ディアラ・セイレーヌです。それで、精霊様が何のご用でしょうか?」

「これ、姫さんからの手紙を渡しに来ただけ。んで、来てくれるんだよな?姫さんのところに。」

「はい。ですが、少々、時間がかかりますがよろしいでしょうか?」

「あぁ、構わないけ。そこの手紙に書いてあるところに行けよ?んじゃあ、俺は帰ろーと。」



♢♢♢



スズネア視点

ん?もう着いたのかしら?

「起こしてしまいましたか?」

「イルスティア?みんなは何処に行ったのかしら?」

「はい、デラたちは、宿を探しに行きました。」

あ〜あ、そういう事ね。

いたわね。


「デラ!宿は良いから馬車に帰りましょう?」

「あ?良いのかよ?宿に泊まらなきゃ野宿だぞ?」

「えぇ、構わないわ。野宿には興味があったし。」

「は?ほ、本気か?スズネア、野宿だぞ?」

「えぇ、それがどうかしたかしら?」

「まぁ、良いではないですか。王女殿下が良いと言っているのですから。」

「大丈夫よ。ちゃんと結界を張るから!じゃあ、ちょっと待ってて。」

とは言ったものの光属性でやりたいわ。光属性の方がつくりやすいねよね。

でも、私は水属性しか使えない事になっているから、我慢よ我慢。


「深水四方結界。うん、上手くいったわ。出来ました〜!」

「..........。」

え?ま、まさかの無言っ。褒めてくれると思ったのに.........。何よみんなして黙っちゃって!みんなには、褒めるという言葉を知らないのかしら!


「お姉ちゃん、詠唱はどうしたの〜?」

「面倒だったから飛ばしたわ。初めてやったけれど案外上手くいくものね。」

「え?は、初めてであんな完璧に詠唱なしでできるものなの?」

「ちなみに、それは、師匠に教えてもらったものか?」

「いいえ、師匠じゃなくてり......じゃなくて魔法の師匠がやっていたのを見て真似してみたの。」

「え?見ただけで覚えたのか?」

「えぇ、でも詠唱が長すぎて飛ばしたからちょっと変になってしまったわ。」

「いやいや、何処が変なのさ!なんなら、詠唱なしなのに何であんなに完璧に出来るの!?」

「あ、それより、早く寝ましょう?私はここで寝れば良いかしら?」

「や、やめてください!王女殿下は馬車で寝てください!我々が気になって眠れません!」

「そう、なら私は馬車で寝るわ。おやすみなさい!」


今回も読んでいただきありがとうございます!

次回も楽しみに!

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