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死ぬ未来が確定されている最強の王女は幸せになりたい!  作者: スズネ
第二章〜王立魔法学院編〜
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嫉妬が爆発

やってしまった!スズを泣かせてしまった!嫉妬で狂って泣かせてしまった!アイツ........ルカを見てから狂っていた!スズを泣かせるなんて........!

くそっ!スズ........!

失敗した。もう、スズに嫌われてもおかしくない。

いや、憎まれてもか.........。もう、終わった........!

終わりだ!っ、スズ........!


♢♢♢

スズ視点


「〇〇........!」

「っ、な、んであなたがその呼び名を........!」

「っ、スズ........!な、んでここに........!」

「い、いいから答えてください!その呼び名は.......!あの方が.......!あ、の方?だ、れの、事?な、に、今の........?」

「スズ!?大丈夫?何処か苦しいの!?」

「い、え.......!大丈夫、です。すみません........。ユウ........!怒っていますか?私には何故ユウが怒っているのか分かりませんでしたが私のせいなんですよね?.........本当にすみません!........私の事嫌いになりましたか?」

「そ、そんな訳ない!........スズは僕の事嫌いになってないの?いや、憎んでないの?」

「........憎んではいません。ですが、嫌いです!あなたは酷い事ばかりしますから!」

嘘っ!嘘!本当は嫌いじゃない!本当はルカと同じくらい好きで大切な人.........!けど、言えない!私にはその資格がない.........!だから、心の中で言わせて!好き!ルカと同じくらいに私はあなたの事が大切で好きだから!


「じゃあ、私は行きますね。急にすみませんでした。本当にすみませんでした。」

「スズ.......!愛してるから........!忘れないで?それだけは.........!」

「〜〜〜!こ、ここで言う台詞ではないですよ!?」

愛してるか.........。ユウのは嘘じゃないからうれしい。こんなに素直に喜んだのは久しぶり.........!


「早く教室に行こう!気持ちを切り替えないと......!早くリアナ・リードに会いたいですしね!」

「呼びましたか?」

「きゃあ!だ、誰ですか?」

「あ、えっと....。すみません、驚かせてしまって....!

私の名前を呼ばれた気がしたので.........!そ、それより、スズネア・フィン・アイスランド様ですよね!?私、ファンです!よ、良かったら私と友達になってください!」

「え?え〜と、友達はありがたいですけど.........。今の私はただのリンです。だから、リンとしてよろしくお願いしますね!」

「は、はい!こちらこそ、よろしくお願いします!リン様!」

「........友達なのに様付けなんですか?」

「う、リ、リンさん!」

「.........まぁ、今はそれで我慢致しましょう。」

「ふふ、あ、私はリアナ・リードと言います。リンさん、改めてよろしくお願いします!」

「リアナは何処のクラスなんですか?」

「私はSクラスです。り、リン様は.........?」

「わ、私もSクラスです!よ、良かったら一緒に行きませんか?」

「は、はい!喜んで!」

「あ、姉様!だ、大丈夫でしたか!?け、怪我は.......!?」

「ふふ、大丈夫ですよ?ルカは心配性ですね?それより、私の友達の........。」

「リアナ・リードと申します。第二皇子様とお会い出来て光栄でございます。」

「いえ、こちらこそ聖女様にお会い出来てうれしく思います。」

「?........リアナは聖女なのですか!?」

「は、はい。お恥ずかしながら........!」

「凄いですね!かわいらしいのにかっこいい役職をなさっているのですね!」

「え?えっと、う、うれしいです。かわいいと言われたのは初めてですので........。」

「ふっ、ぶりっ子しても姉様にはバレるよ?」

「チッ、うるさいですよ!あなたの方が先に抜け駆けしていたではないですか!ズルいです!私が先に見つけたのに........!」

「?.......2人は仲が良いのですね?あ、ま、まさか、こ、恋人........!?」

「「ち、違います!」

「え?で、ですが.......?」

「「断じて違います!」」

「な、なら、良いのですが........?」

「そ、それより、姉様!僕と一緒に行きましょう!」

「はぁ?リンさんは私と一緒に行くのですよ?だから、あなたは1人で行ってください!」

「私は2人と一緒に行きたいです!ダメですか?」

「「い、いえ!一緒に行きましょう!」」

それから、しばらく2人と話しているとあっという間に教室に着いてしまった。


「2人と一緒の席に座れました!ふふ、嬉しいです!」

「うん、僕も姉様と一緒に座れてうれしいよ?まぁ、いらないやつがいるけどね.......。」

「一体何処を見て言っているのですか?私だってリンさんを独り占めしたかったのに.........!」

い、一体、この2人は何を言っているの?会話の内容が理解できない!

あ、あれ?ま、周りからの視線が........?

そ、そう言えば、私って今すごく場違いだよね!?だって、今の私は皇女じゃないし.........。ただの平凡な田舎貴族って言う事にしてるし.........。それに比べてルカとは第二皇子で顔が整っているし。リアナも美少女で聖女という立場な訳だから私、嫉妬されてる!?このままいくとイジメられちゃうかも!?

と大変な誤解をしていた。周りはリンに見惚れていたのであった。リンの容姿は薄くて煌びやかな淡い藤色の髪をしていて瞳は綺麗な程澄んだ瑠璃色でおまけに絶世の美少女。その上年相応とは言い難い女性的な身体つきをしていた。それは周りの視線を集めてしまってもおかしくはない。だが、その意味を勘違いしていたリンなのであった..........。


「あ、そういえば、ルカは勉強出来ますか?私がちゃんと教えてあげたいのですが.........。私も今はそれほど出来るわけではないので残念ながらルカには教えられないのですよね...........。」

「あ、姉様!僕は大丈夫だから!安心して?僕だってちゃんと勉強はしてきたから!」

「リアナはどうなのですか?」

「わ、私も教会で一通りやっておいたので大丈夫かと..........。」

「そうですか.........。あ、そういえば、ルカに会わせたい人がいるのです!」

「僕に会わせたい人?」

「はい!とっても、かわいい子供なんです!ルカみたいにかわいいのです!あ、でも、ルカの方がかわいいですから安心してくださいね!」

「あ、う、うん。ありがとう.........。」

「ふっ、恋愛対象にすら入っていない哀れなかわいい弟ですか.........。ざまあみろですね。」

「チッ、うるさいな!君だって女なんだからまず論外でしょ!?」

「はぁ!?そんな訳ないでしょう!?きっと、リンさんなら分かってくださいます!」

「ふ〜ん、前も分かってもらえてなかったのに大丈夫なの?」

「わ、私だって本気のアピールをしたら分かってくださいますよ!」

「姉様は無理だよ。鈍感だから。諦めなよ。そして、僕に譲れ。」

「無理です!これだけは譲れません!」

「はぁ〜、鬱陶しい。チッ、ルカうるさいぞ!ちょっとは黙れないのか!」

「そっちこそうるさいですよ!テルミアナ伯爵こそ教師ならちゃんと授業を始めたらいかがですか?」

「貴様らが騒ぐから強制的に一時中断させられているのだろう!?貴様らは授業を聞く気があるのか!?」

「無論、ありますが今はそれより最優先事項があるのでそれをしているだけです。」

「私だって聞く気はありましたけど第二皇子には今ガツンと言わないと気がすまないので言っているのです!」

「......すみません、テルミアナ先生。彼らは私がなんとか落ち着かせてから私が責任を持って授業に参加させますのでその間は彼らを落ち着かせる為に授業を抜けても構わないでしょうか?」

「リン嬢か.........。あなたがいるなら大丈夫だろう。分かった。認めよう。出来るだけ速やかに帰ってくるように.........!」

「ありがとうございます。それでは、2人とも行きますよ?時間はもらいましたからたっぷり話し合えますね。良かったですね?」

リルセル・テルミアナか.........。確かヴァンパイアの始祖だったか.........。そして、攻略対象者........。だが、困ったな。リアナはこいつら攻略対象者を攻略はしてくれそうにない。ルカも確か攻略対象者だが、仲は険悪だから無理だろう。


「それで、貴様らは一体何をしているのだ?まさか、今世でも喧嘩三昧だとはな........。呆れて言葉も出なかったぞ?」

「い、いつから気づいていたのですか?クロ様......。」

「最初からだ。スズは気づいてはいないみたいだったが.......。安心しろ。私から伝える気はない。」

「そ、それなら良いのです。」

「あ、姉上!今日はもう出て来れないのでは!?」

「あぁ、スズへの影響を考えるとダメだったがお前たちがいつまで経っても喧嘩ばかりだからな。私が仕方なく変わったのだ。代償に髪と瞳の色はこの有様だがな。」

「「綺麗........!」」

「それは私ではなくスズに言ってやる事だな。」

今のリンの姿は鮮やかな黒髪に煌びやかな淡い藤色の瞳をしていた。


「?........赤色じゃなくなってる.........。」

「あれは赤じゃない。私の瞳の色は珍しいらしいからな。闇魔術で変えただけだ。」

「はい、クロ様は相変わらずお綺麗ですがやっぱりスズ様の方がお綺麗です。綺麗でありながら可憐で周りには花が咲いているかのように可愛くて美しい方です!」

「そうだよね!君はよく姉様の事が分かってるじゃないか!だが、俺だって負けてない!」

「貴様らは一体何を張り合っているのだ?落ち着いたなら教室に帰るぞ?」

「そういえば、疑問に思っていたのですが何故リン様は敬語なのですか?リン様はクロ様と同じ喋り方だった記憶があるのですが........?」

「あぁ、そうだな。私も理由は知らんがお前が会った時のスズが素だったのは間違いない。怒ったら元に戻るがな。」

「?.......姉様って口悪かったけ?姉上よりはマシだったと思いますけど........?」

「.........何か言ったか?」

「い、いえ!何でもありません!」

「なら、早く来い。会わせてやる。」

「誰をですか?」

「スズに惚れている奴らにだ。」

今回も読んで頂きありがとうございます!

次回も楽しみに!

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