天界
「え?て、天界!?な、何でそんなところに!?」
「薬をもらいに来た。スズネアが熱を出したでしょ?それを治すために。普通の薬は効かないから。」
「あぁ〜、そういえば力が強すぎて下界は効かないんだったね。.........スズは?」
「代わりましょうか?」
「そうして。状態が見たい。」
「........変な事したら殺しますよ?」
「........すごい独占欲だね。隠す気あるの?」
「知らなかったのですか?私、執着愛には自信がありますよ?」
「.......それは誇る事じゃないよ?」
「.......代わる。」
「あ、拗ねた.......。って、危なっ!」
「ん?大丈夫だから。立てる。」
「熱ひいちゃったんだね。」
「アイツに飲まされた薬の相性が悪かったからじゃない?」
「.......辛かったら辛いって言ったら良いのに。無理して喋らなくて良いよ?」
「問題ないよ。回復魔法かけたから。もう、治った。」
「ふ〜ん、なるほどね。いつもより粗いね。解除。解除が簡単に出来ちゃったよ?」
「い、じわる。また、ねつが、あがっ、たら、ゆるさない、から。」
私は咄嗟にヴァルギアの服を掴んだ。これでは、私がヴァルギアに縋っているみたいじゃない。
そして、ヴァルギアに抱っこされた。
「ふふ、それは怖いね。じゃあ、君たちも着いて来て。ここは危ないからね。ちゃんと、着いて来なかったら、死んじゃうよ?あ、でも金髪くんは大丈夫じゃない?」
「きんぱつ、ふたり、いる。」
「あ〜、名前はえ〜と、確か........バカイラだっけ?」
「俺、泣いていい?創造神様酷いですよ〜!俺はバカなんて名前はつけられた事ないですよ?それに俺は勉強はできるんですよ?」
「へぇ〜、そうなんだ。ていうか、何で僕が興味ない奴の話を聞かないといけないの?」
「ぐっ、創造神様が毒舌すぎる!だが、イケメンだから許す!」
「キモっ!」
「........ヴァル、ギア、かっ、こいいの?」
「え?ど、どうだろう?まぁ、僕がかっこよかったとしてもディケイアほどではないけどね。」
「た、しかに。ディ、ケイア、は、かっ、こいい、かも。たいど、が、おさな、くて、かわい、いけど。る、か、に、にてる。」
「そうだね........。」
「ルカって誰なの〜?」
「........し、らない。お、ぼえ、てない。たまに、おもい、だす、なまえ、を、だした、だけ。」
「.......嘘は言ってないっすよ。リットさん。」
「そうか.........。」
「はやく、なおし、て。やるこ、とが、あるの、に、たいちょ、ふりょ、は、こまる。」
「ちゃんと、呂律回ってないよ〜?辛いんだね〜?ごめんね〜?ボクが目を離したせいで〜。」
「べつ、きにし、ない。いつも、こと。わたし、わるい、から。」
「あはは、スズちゃん呂律回ってないよ〜?本当に大丈夫〜?」
「ん、眠い。.......寝る。」
「は〜い、おやすみなさ〜い。」
「.......ディケイア様はスズネアの相手が上手いですね。」
「........スズちゃんの相手が上手ならこんな苦労はしてないよ〜?」
「ですよね.......。」
「お姉ちゃんって、結局何が素なのかな〜?さっきの感じ?それとも、強い感じ?」
「ん〜、優しくて........冷酷かな?」
「........矛盾しているのですが?それに、殿下が冷酷なんて事は........!」
「スズちゃんって、怒ると怖いよね〜?ボク一回本気で殺されそうになったんだよ〜?普段温厚な人が怒ったら怖いって言うけど本当みたいだね〜?」
「はぁ〜、一体何をしたの?」
「え〜と、確かスズちゃんの趣味をちょ〜とだけいじっただけだよ〜?」
「え?スズネアに趣味なんてあったのか?」
「い、いや、アレは趣味じゃないよ。ただ単にスズが好きでやってる事だから。」
「それが趣味だよ〜。でも、まさかスズちゃんがかわいいぬいぐるみを集めてベッドで一緒に寝てるなんてね〜?みんなにバラしたら殺されかけたよ〜。」
「いや、それはお前がダメだろ?ていうか、コイツらに言ったけど良いの?スズにバレたらお前嫌われるんじゃないの?」
「え?あ、いや、え?ど、どうしよう?」
「ぷぷっ、邪神の顔青くなりすぎだろ?ぷぷ。」
「チッ、うるさい!黙れ!殺すぞ!」
「あ〜、もう、短気だなぁ。スズが起きるぞ?スズは寝起き悪いからなぁ。」
「っ、そ、そういえばそうだった!」
「ディケイア様?全部聞いていましたよ?まさか、ディケイア様がそこまで愚かだったとは私には分かりませんでした。前はもう言わないと約束してくださいましたのにもう破るのですか?」
「ひ、ひぃ!ご、ごめんね?だ、だから、殺さないで〜!」
「では、みなさんに聞きます。今、あなたたちは何も聞いていませんよね?聞いてません。そうでしょう?」
『は、はい!き、聞いていません!』
「みなさんが、良い子で助かりました。」
「た、助けてぇ〜!」
「ディケイア様には後ほどお話があったのですが今はやめておきましょう。あなたのせい悪化するのは嫌ですからね。」
「す、すみません。」
「分かっているのなら私は何も言わなかったのですけどね。」
「ま、まぁまぁ、スズ、落ち着いて。ね?ディケイアも反省しているから。」
「反省していたとしてもまた同じ事をしたら同じです。ですが、言わなくなるまで殴れば解決します。」
「........ディケイア、どんまい。」
「そ、そんなぁ〜!ヴァル君〜、助けてよ〜!?」
「ディケイア様、人の秘密をそうそう言うものではないですよ?そうですね。ディケイア様の秘密をみなさんの前で言いましょうか。そしたら、ディケイア様も分かってくれるでしょう。」
「え!嘘、待って!な、何でスズちゃんがボクの秘密を知ってるの〜!?」
「例えば、ディケイア様はヴァルギア様の小さい時の写真をずっと持ち歩いていましたよね?それから、ヴァルギア様が甘えてきた時はわざわざ私に報告して来ていましたね。確か、ヴァル君が甘えてきてくれたんだ〜!本当にヴァル君はかわいいね〜。ボク、死ぬならヴァル君の為に死にたい〜。とかでしたかね?」
「〜〜〜!?な、な、何言ってるのかな!?」
「〜〜〜!?ディケイア、お、お前、いちいちそんな事をスズに報告してたのか!?」
ディケイア様とヴァルギア様は顔が真っ赤になっていた。その姿を見て私はスッキリとした感じがした。
「ふふ、ざまぁみろですね。スッキリしまたし、それでは、みなさん帰りましょうか。」
「あ、そういえば、スズちゃんって最近ではかわいいぬいぐるみを見つけたらみんなの名前を付けてたよね〜?確か、真っ黒なウサギにバイツとか?」
「〜〜〜!?な、な、な、何を!?」
「は?ぼ、僕!?〜〜〜!?」
「ディ、ディケイア様は確かヴァルギア様からもらった肩叩き券を飾っていましたよね?堂々とヴァル君から初めてもらった宝物〜でしたかね?」
「〜〜〜!?な、何で知って!?っ、スズちゃん酷いよ!何でそんな事言っちゃうのさ!」
「〜〜〜!?ディケイア様こそ何故私の秘密を言うのですか!私の場合は仕方ないのですよ!私は1人では寝れないですから!」
「........え?マジで?」
「あ、いや、えっと、〜〜〜!?わ、忘れてください!私だってもう14ですから1人で寝れます!ね、寝れますからね!?嘘ではないですからね!?」
「あ、いや、なんか、ごめんね?でも、納得かな〜?スズちゃんって暗い「ディケイア様、それ以上言ったら消しますよ?」........すみません。何でもないです。」
「分かってくれたのなら良いですよ。それでは、みなさん帰りましょうか。」
「スズ、口調。戻ってる。」
「あ、んん!じゃあ、帰るわよ。カイラ、転移。」
「へいへい。んじゃ、行くぞ?.........転移。」
「へぇ〜、本当に帰って来れたわ。正直、失敗すると思ってたわ。」
「あぁ、失敗しかけたから。焦ったぜ。その代わり俺の魔力は半分空なんだが?」
「はいはい、ごめんなさいね。」
「ねぇ、今更なんだけどアイツってナイトラス・ライティスのこと?」
今回も読んで頂きありがとうございます!
次回も楽しみに!




