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死ぬ未来が確定されている最強の王女は幸せになりたい!  作者: スズネ
〜ライティス公爵家編〜
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悪夢

「うぅ、ひっく。み、んな、私を、捨てちゃったの?わ、私、ひ、とりは嫌。わ、たしを、おいて、いか、ないで。な、んでも、する、から。だ、から、ひとり、にし、ないで。わ、たしの、こと、きらい、になら、ない、で。」

「大丈夫だから。落ち着いて、スズ。僕たちはスズを捨てないからね?」

「で、も、みんな、わ、たしの、こと........!」

「大丈夫だよ〜。それは夢だからね〜?だから、落ち着こう?」

「う、ん。だ、い、じょ、うぶ、だから。」

「う〜ん、大丈夫じゃないね。僕は彼らにスズの事を言ってくるよ。」

「い、や、おいて、いかな、いで。ヴァル、ギア、さま、わ、たしを、すて、ないで。」

「え?え〜と、その〜、は、離してくれないかな?」

「わたしを、すてるの?きらいに、なった?」

「え!?い、いや、違うから!断じて違うから!そ、そういう事じゃなくてその〜、急に好きな子にそんな事されちゃうと.........。」

「ヴァルギアさま、わたしの、こと、すき、なの?ほ、んとに?よ、よかっ、た。わ、わたし、すてら、れる、かと、おもっ、た。」

「ん〜、なんか好きの解釈が違うね〜?ヴァル君どんまいだよ〜。」

「ぐっ、くそ!ディケイアめ!お前、覚えてろよ!」

「ヴァルギア、さま、ディケイア、さまの、こと、きらい、なの?じ、じゃあ、ディケイア、さまの、こと、すきな、わたし、すてる?む

「え?〜〜〜は?ちょ、す、スズちゃん!?な、何を言っているのかな!?」

「いや、捨てないよスズは。ディケイアは捨てるけど。」

「ほ、んとに?よ、よかっ、た。わ、たし、すてら、れない。う、ひっく。」

「よ、良くないよ〜!ヴァル君、ボクの事捨てるって嘘だよね!?ねぇ!?」

「お前は僕の事捨てた癖に........!」

「あ、あの時は.......!ご、ごめんって〜!だ、だから、ボクを捨てないで〜?」

「大丈夫ですよ。ディケイア様は捨てられませんよ。ヴァルギア様はそんな酷い事しません!だから、泣かないでください。」

「〜〜〜!う、うん、わ、分かったから。急に頭撫でないで.......!」

「わ、私に撫でられたらい、嫌でしたよね?ご、ごめんなさい。」

「あ、いや、ち、違うから!だから、そんな顔しないで〜!」

「ほ、本当ですか?い、嫌じゃないですか?す、捨てないですか?き、嫌いになりませんか?」

「スズちゃんなんか今日不安定じゃない〜?大丈夫〜?」

「はい、大丈夫ですよ。少し暑いですが、問題ありません。最近は暑くて困りますね。」

「.........今、暑くないよ?なんなら、寒いくらいなんだけど.........。」

「そうですか?あ、もしかして、ヴァルギア様は風邪をひかれているのでは?」

「........それはスズちゃんの方かな〜?顔赤いよ〜?本当に大丈夫〜?」

「はい、大丈夫です。熱が出てたら治癒すれば問題ありません。」

「........治癒で心は癒えないよ?」

「風邪に心も何も関係ありませんよ?」

「スズ、かなり心がボロボロなのに休んでなかったの?」

「はい、いろいろとやる事があったので。では、私は帰らせもらいますね。いろいろ、やる事を思い出したので。転移。」

あ、危なかった。まさか、バレるなんて........!でも、今はやる事があるから。まだ、倒れる訳にはいかない。


「おい、止まれ!貴様、そこで何をしている?」

「お兄様.......。ここは私が住んでいる家なので私がいても不思議はありません。逆に何故、お兄様がいらっしゃっているのですか?」

「僕はここにメンテナスで来ているだけだ。貴様、何故そんなに僕を避ける?前までは煩わしい程に付き纏っていたのに........。」

「誰が自分を道具だと思って最後には殺す人の事を慕わないといけないのですか?」

「なるほど。一理あるな。」

「っ、否定、しないのですね。」

「まあ、あながち間違ってはいないからな。」

っ、私がバカだったこんな奴はじめから切り捨ておけば良かった。ヴァルギアが言ってた。私の中にはもうスズネアは、いないんだ。なら、コイツを消したとしても問題はない。けど、何故か出来ない。


「あなたは私を愛しているのですか?」

しまった。咄嗟に出てしまった。だが、何故が期待している自分がいた。........違う、これは私の感情じゃない!スズネアの感情だ!ちゃんとスズネアはいるんだ!私の中に.........!


「何故、道具を愛さなければならない?」

この人は何の悪意もなくただ純粋に不思議がっている。それが何よりも私を........スズネアを傷つけた。

ここでも、私の居場所がない........。そんな事はわかっていた。だから、いらない。この感情はいらない。スズネアには、悪いけどコイツを見ているとアイツらを思い出してしまう!


「っ、お姉ちゃん!お姉ちゃん!?何してんだよ!息はあるな.......。おい、緑龍!早くレイラを呼んで来い!レイラにお姉ちゃんを見せないと!」

「わかっておる!そなたはそやつを........!」

「分かっている。僕がコイツを.......!」

「殺すでないぞ。スズネアが悲しむからな。」

「あぁ、分かっている。」

「なんだ?あの女は何故?」

「お前、お姉ちゃんに何て言ったんだよ?」

「はぁ?そんな事聞いてなにになる?」

「良いから答えろ!」

「ぐっ、何という威圧.......!あの女が自分を愛しているかと聞いて来たから道具を何故愛さねばならないのかと言っただけだ!」

「っ、お前........!はぁ〜、なるほどな。コイツ、腐ってやがる。もう、コイツは無理だな。」

「何だ?お前は?さっきから僕への侮辱の数々貴様、一体何者だ?」

「お姉ちゃんの侍女だけど?」

「はん、主人が主人なら侍女も侍女だな。」

「は?チッ、緑龍にはああ言ったがさすがに無理だろ。殺してしまいたいくらいに目障りだ。僕を.......()()()()を侮辱するならまだ良いがアイツを悪く言うのは実の兄でも許さねぇ。」

すると、バイツが黒髪赤目の悪魔に変化した。


「なっ、魔族だと!?あの女、ついに魔族を呼んだのか!?」

「あぁ、お前は少し勘違いをしているようだがなぁ、オレサマはあんな雑魚の魔族じゃねぇ。悪魔だ。」

「な!あの伝説上の悪魔だと!?あ、アイツはなんてものを呼び出したんだ!」

「それもちげぇんだよな。オレサマが気に入ったから一緒にいるだけなんだよなぁ。だから、オレサマの事を誰かに口外でもしてみろ。この国を滅ぼすからな。」

「くっ、」

悔しそうに顔を歪めながらアイツは去っていた。


「確か名前はアルス・フィン・アイスランドだったかぁ?まぁ、いっか。早くお姉ちゃんのところに行かないと!」

そう言ってバルツは悪魔から人間に戻っていた。


「また、人間のバルツを演じないとだねぇ。大変だけどアイツの側に入れるのだから問題はないか。」

一方、リーン達は。


「レイラ、いるか!?」

「どうされたのですか、リーン様?」

「何事だ!?」

「す、スズネアが........!」

「っ姫様!?身体が冷たい。私はタオルをとって来ます!イルスティア様は姫様をお願いします!」

「え?だ、だが、殿下に気安く触れるなど........!」

「姫様は重症なのですよ!?分かっているのですか!?」

「っ、し、失礼します殿下。」

「では、ベットに寝かせておいてください。」

「あ、あぁ分かった。」

「の、のぅ、す、スズネアは大丈夫なのか?」

「殿下は大丈夫です。今は殿下を信じましょう。」

「っ、そ、そうじゃな!」

「お姉ちゃんは無事!?」

「バルツ、うるさいぞ!スズネアが寝とるんじゃぞ!静かにせんか!」

「ご、ごめん.......。」

「ん.......?ここは?」

「え?お、お姉ちゃん!?」

「お、王女殿下!?」

「す、スズネア〜!」


今回は長めになってしまいましたが読んで頂きありがとうございます。

次回も楽しみに!

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