誕生日プレゼント
「そういえば、メイセアは来てないのね。仕事が忙しいのかしら?」
「え?あ〜、スズネア、彼女は.........!」
「スズネア様〜!呼ばれて参上しましたメイセアでございます〜!」
「め、メイセア!き、来ていたのね。てっきり、仕事が忙しいから来れないのかと.........。」
「いえ、それはありえません!私は最後の調整をしていただけですから!」
「最後の調整?何の話しかしら?」
「.........それはスズネア様の誕生日プレゼントの話ですわ!スズネア様は魔力量に困っていると聞いたので!」
「........私は誰にも言ってないはずだけれど.......?」
「それで、私は思ったのです。魔力を貯めれる装置を作れば良いのだと........!」
「いや、そこまで困っている訳では.......!」
「え?でも、スズネアの魔力量けっこう多くなってきてるよね?日に日に増していってるんじゃない?このままじゃあ、些細なことで動揺したりしたら爆発でもするんじゃないかな?」
.........なんで分かっちゃうのよ。確かに魔力量が日に日に増していってる。今では魔力量を減らす為に封印したりしている。魔力を貯めれる装置を使ってみた事もあったけど貯めすぎて壊れてしまった。
ゲームでは、スズネアはここまでの魔力量ではなかった。.........そう考えると私の影響。前世でもこういう事がよくあった。だから、周りに隠して来た。けど、何処に行っても結局はバレるもの。だけど、頑張って隠して来た。その頑張りをヴァルギアに........!
でも、怒りはない。ヴァルギアは私の為に言ってくれるだ事だって分かってるから。
「それって危ないんじゃ.........?」
「あははは、大丈夫だよ〜?いざとなったらボクが止めるから〜!」
「それはそれで大丈夫なのか?」
「ディケイアは嫌だ。止め方が最悪だもん。止め方がアレじゃなければ心の底から感謝したんだけどね。」
「止め方ってそこまで酷いの?」
「ヴァルギア様も知らないのか.........。」
「だって、いくら何でもキスするのは嫌じゃない?」
「「「「「は?」」」」」
「え〜、良いじゃん〜!別に〜!なんなら今する〜?」
「はぁ〜、ディケイア、そういうのは好きな人とやる事なんだよ?だから、私じゃなくてもっと可愛い子としたよ?いつか、彼女が出来た時に後悔するよ?」
「大丈夫だよ〜?好きな子にしたから〜!」
「あれ?ディケイアって好きな子いたんだね?じゃあ、ディケイア初恋じゃない!おめでとう!」
「あ〜、うん、あ、ありがとね〜?」
「ぷぷ、初恋ってマジ?神様が初恋相手に気づかれてないとか笑えるじゃん!」
「そんな事いったらヴァルギアはどうなるのかな?ヴァルギアも初恋まだじゃなかったけ?」
「え!マジで!こっちも初恋相手に気づかれてないのかよ!滑稽じゃん!あははは、神様も大変だな!」
「そ、そういえば、スズネアは初恋した事あるの?」
「え〜と、多分ないかな?というか、恋しちゃダメだったから。」
「恋しちゃダメ?そんなルールあったけ?アイスランド帝国って?」
「いえ、そんなルールはございません。」
「あ........ほ、ほら宗教的な奴でよくあるじゃないですか!そ、それですよ!」
「スズネア、口調を気をつけるんじゃなかったけ?」
「失礼したわ。気にしなくて良いわ。ただの私にかせたルールといだけだから。」
「ふ〜ん、じゃあ、最初に戻るけどさあそこの邪神がお姉ちゃんにキスしたって本当なの?」
「え?うん、まあ、そうね。」
「あの、邪神殺せませんかね?」
「ディケイアは聖魔法に弱いわよ。邪神だから。」
「ちょっ!?ネアちゃん!?なんで教えちゃうの!?ボク本当に死んじゃうよ?」
「.........ていうか、何でディケイアは殺気を向けられているの?」
「.......気づいてなかったの?まぁ、スズネアだし仕方ないか.........。」
「それよりディケイアだけじゃ嫌だから僕ともキスしよ?ね?良いでしょ?」
「え?嫌だけど........?」
「う、そんなはっきり言わないでよ.........!悲しい。」
「ヴァルギアってそんなにキス好きだったのね?意外だわ。好きな人にしかしなさそうなのに.........!」
「じゃあ、そういう事だからして良い?」
「え?だからダメ!」
「何で?何でダメなの?何でディケイアだけなの?僕じゃダメなの?酷いよ。」
「ヴァルギア?だ、大丈夫?そんなに悲しいの?」
「うん。だから、ごめんね?」
「え?何........?ん........!」
「あ〜!ヴァル君何してるのさ!?」
「あ、あの駄神やりやがった!殺す!絶対に殺す!」
「い、いくら創造神だからと言ってスズネの唇を奪うなんて........!」
「姫さんとキスするなんて.......!」
「す、スズネア........!」
「どんまい。友よ俺は同情するぜ........。」
「ん.......ちょ、な、何してるんですか!ヴァルギア様!あなたは!〜〜〜!みんなの前で........!あなたに恥というのはないのですか!?」
「ん〜?ないかな?ほら、僕は好きな人にキスしただけだしね。」
「へ?好きな人?.........だ、誰の事ですか?」
「スズがだよ?気づいてなかったの?」
「〜〜〜!バカ!あなたはバカです!こんな公衆の面前で告白をするバカがいますか!?」
「ふふ、顔真っ赤になってるよ?動揺するなんて珍しいね?」
「...........チッ、この駄神が!」
「え?まさか、クロ!?ちょ、ちょっと待って!な、何で急にクロが!?い、いや、待って!僕、まだ死にたくないんだけど........!?」
「貴様、ついにやったようだな?本当に死にたかったみたいだな?この駄神が!」
「ひ、ひぇ〜!た、助けて〜!」
「ヴァルギア、お前!スズちゃんに何してるんだよ!?」
「ディケイアがキレてる!?や、ヤバい!」
「そういえば、ヴァルギアは確か邪と闇に弱いのだったか?.........では、実験と行こうか。闇の傀儡!」
「ちょ、マジで!?本当に闇属性使うなんてあり得ないんだけど!?」
「........やはり、闇ではダメか。なら、次は.......!」
「ダメだよ、クロちゃん。今、君が連続で闇系統を使ったらスズちゃんに影響がでる。」
「だが、あの駄神が.......!」
「リンちゃん、言う事聞けるよね?スズちゃんが泣いちゃうよ?」
「........子がこうなったのは親であるお前のせいだ。それを忘れるなよ、邪神。」
「.........分かってるよ。」
「チッ、覚えておけよ。」
「デ、ディケイア?クロは寝た?意識飛んだ?というか、飛ばした?」
「うん、何とか説得できたよ〜。それより、ヴァル君にお話があるんだ〜!もちろん、みんなからね〜?」
「ひっ、す、すみませんでした〜!」
こうして、ヴァルギアは情けなく叫び声をあげながらみんなから説教を受けたのであった。
今回も読んで頂きありがとうございます!
次回も楽しみに!




