スズネアの誕生日会
「スズネアは何故泣いているんだ?」
「あ〜、嬉し涙じゃないかな〜?もう、見つからないって諦めてたみたいだしね〜。」
何で、みんなは分からなかったのにアンタだけは分かるのよ!アンタのせいで絶望的だったのに........!
『ありがとうございます。あなただけですよ。私が本当に欲しい物が分かったのは...........。今日限りはあなたに感謝します。ゆう、本当にありがとうございます。大切に使わせてもらいますね。』
私は昔、大切だった人に日本語で感謝を告げた。
「スズネア、お前.........!」
「カイラだったけ?今は黙っていてもらうよ。」
「なるほどな。創造神様は俺の事も知っている訳だ。あぁ、俺だって空気くらい読めるから安心してくれて良いぜ?」
「君が理解ある人で助かるよ。」
「ヴァルギア、これを使って髪を結って?」
「分かったよ。髪型は?」
「それ今更聞くの?もちろん、いつもの奴でお願いするわ。」
「ふふ、了解したよ。」
「あ〜!ヴァル君だけずるい〜!ボクもしたいよ〜!ネアちゃん、ボクもネアちゃんの髪を弄りたいよ〜!絶対可愛くするから〜!」
「まぁ、考えておくわ。」
「それは絶対に考えないやつだね。」
「え?何の事かしら?」
「ひ、酷いよ〜!ネアちゃん、昔はよくボクに甘えて来てたのに〜!」
「甘えて欲しかったの?」
「そうだよ〜!昔はよく甘えてきて可愛かったのに〜!今はヴァル君ばっかに甘えて〜!」
「え?ヴァルギアばっかりかしら?と、というか、私はあなたに甘えた記憶はないのだけれど?」
「え〜?そうかな〜?例えば〜、ネアちゃんは虫嫌いでしょ〜?部屋に虫が入ってきて泣きながらボクの所に来て〜、ボクに虫を退治してて行って来たり〜、その後には怖いから添い寝して〜、何て言ってなかったけ〜?しかも、その年が〜!」
「な、なんて事を話してるのよ!て、ていうか、何であなたが私の嫌いなものを知っているのよ!そ、そもそも、私泣いてないし!泣いてないもん!私、泣かないもん!」
「よしよ〜し、虫が怖かっただけだよね〜?」
「うぅ〜、ひ、ひどいよ!言わないって言ってくれたのに〜!うぅ〜!」
私は恥ずかしくてディケイアに飛びついて顔を見られないようにディケイアを殴った。
そしたら、ディケイアが急に固まったので不思議に思いながらディケイアを見た。
「な、なんで真っ赤なの?あ、もしかして熱!?あれ?でも、神様って風邪ひくのかな?ん〜、あ、でもディケイア熱いや。風邪ひいちゃってたんだ。ヴァルギア〜、ディケイア風邪ひいちゃってるよ〜?って何でヴァルギアも真っ赤なの?」
みんな真っ赤.........。みんな、私を無視する!酷い!
「..........水神、水神龍召喚。みんなを冷やしてあげてください。」
「「了解した。」」
「水神の渦巻!」
「水神龍の息吹!」
「みなさん、早く起きてくださいませんか?こちらとしても、みなさんが起きてくれるなら酷い真似はしません。では、十数えても起きなければもう一回攻撃をしますね?10〜、9〜、8〜、7〜!」
「ま、待って待って!これ以上やるとみんな死んじゃうよ!」
「だ、だって、みんな私の事無視するんだもん!酷いよ。そんなに私の事嫌いなの?私、みんなに嫌われたって思ってだから............!うぅ〜!」
♢♢♢
ディケイア視点
ずるい!ヴァル君だけずるい!何でヴァル君に髪を結ってもらってるの!ボクもスズちゃんの髪結いたいのに!
「あ〜!ヴァル君だけずるい〜!ボクもしたいよ〜!ネアちゃん、ボクもネアちゃんの髪を弄りたいよ〜!絶対可愛くするから〜!」
そしたら、スズちゃんは考えてくれないらしい。酷い!前はあんなにボクを頼ってくれたのに〜!
そして、ボクはスズちゃんの秘密をバラした。
そしたら、スズちゃんが急に抱抱きついて殴って来た。痛くなかったけど..........。心臓が止まったかと思った。だって、好きな子に急に抱きつかれたらそうなるでしょ?そして、ボクが固まっているとスズちゃんが瞳を潤めて上目遣いで見て来た。
〜〜〜!ヤバいよ!こんな間近ではヤバいよ!それに周りの視線が凄いし。でも、そんな事どうでもよくなるほどボクは嬉しかった。心臓には悪いケドネ。
みんなが一気に固まっていると急にスズちゃんが魔術を放った。スズちゃん、ここで魔術を放ったらダメだよ!放つなら魔法にしなきゃ!となんとも的外れなアドバイスをしていた。
そして、ヴァル君が急に魔術を放った理由を聞くとボクたちに嫌われたかと思っての行動だったらしい。正直、そんな事は天と地がひっくり返ってもあり得ない!ここにいる全員はスズちゃんに惚れてるから。無論、ボクもそうだからあり得ない!
今回も読んで頂きありがとうございます。
次回も楽しみに!




