表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
20/30

ナイトラス・ライティス

「皆様、今日は私.......ナイトラス・ライティスのパーティにお越し下さりありがとうございます。今日は皆様にとって良いパーティになる事を期待しております。それでは、引き続き我がパーティをお楽しみください。」

「殿下、後は簡単な社交辞令がありますのでその後は帰っても良いとの事です。」

「そう........。分かったわ。じゃあ、主催者との社交辞令が終わったら帰りましょうか。イルスティア、少しだけ料理を持って来てちょうだい。」

「分かりました。」

「すまないが、俺は知り合いがいるから挨拶をしてくる。」

「ええ、行ってらっしゃい。」

.........早く帰りたい。こんなところにいたら嫌な事を思い出す。上っ面だけの会話に意味なんてないのに。


「あ、スズネア・フィン・アイスランド王女殿下。はじめまして、私が今回主催のパーティを仕切っているナイトラス・ライティスと申します。急な招待にも関わらず来てくださってありがとうございます。」

「いえ、こちらこそ今回のパーティに招待いただきありがとうございます。」

「っ!?」

「?........どうか致しましたか?」

「『スズ』?」

「っ!?」

な、なんでその名前を.........!

「あぁ、やっぱりそうだ!会いたかった!僕は、ずっと君を探してたんだよ?」

「な、何を言っているのですか?ライティス様、私はスズネアですよ?決してスズという名前ではありません。」

「あれ?もしかして、僕が誰だか分かってない?じゃあ、特別に教えてあげるね?僕の名前は『八神優斗』だよ。久しぶりだね?」

う、そ!な、何でその名前が!


「な、何をおっしゃっているのかが分からないのですが.........?」

「.........もう、頑固だなぁ。そんなに否定するならまた君の大事な人を消さないといけないなぁ。」

「っ!?や、やめて!」

「あ、やっと認めてくれた。良かった。覚えていてくれたんだね。前世でもそうだったけどかわいいね。

早く連れ去りたいなぁ。」

「い、嫌!」

「........どうして、そんなに僕を拒絶するの?」

だ、誰か........た、助けて!


「ふふ、そんなに震えちゃってかわいいなぁ。大丈夫だよ。今日は君を見つけられたからね。でも、そんな顔見せられるとまた閉じ込めたくなるなぁ。早く君を僕の所に連れ去りたい。」

「だ、れか.......助けて........!」

「ふふ、大丈夫だよ。今はみんなに僕たちの事は見えてない。だから、実質君と僕の2人だけ。」

「っ、は、離して!」

「酷いなぁ。せっかく、久しぶりに会えたのに.......。君が悪いんだからね?」

「な、にを........!っん、.......!」

そして、何故か私はコイツにキスをされている。

っ、嫌だ!離して!誰か助けて!

..........穢らわしい!私に......私()()に触れるな!


「っ、おっと。あ〜、もう出て来たの?早いよ。せっかく、スズと遊んでたのに.........!」

「黙れ!早く手を離せ!今、ここでお前を消しても良いんだぞ!」

「まぁ、君もいるよねぇ。君はいらないんだけど。

君こそ、早く消えてくれないかなぁ?僕とスズの、邪魔だから。」

「良いのか?本当に貴様を消すぞ?」

「.........はぁ〜、分かったよ。今日は引いてあげる。だけど、いつか迎えに行くからね。」

.............危なかったな。アイツが接触してくるとはな。油断しすぎたか。気をつけないとな。...........しばらくは、私が出るとするか..........。


「殿下!ご無事でしたか?」

「.........ええ、大丈夫ですから。イルスティア、落ち着いてください。それより、帰りましょう。ギールを連れて........。」

「.........貴様は誰だ?」

驚いた。まさか、気づかれるとは.........!まぁ、コイツに話すつもりはないがな。


「とにかく、帰りますよ。話は後でします。」

「あ、いた!スズネア、無事だったか!よかっ.......。

お前誰だ?」

「はぁ〜、話は後でしますからとりあえず帰りますよ。転移。」

「「!?転移だと!?」

「あら、驚いた?.......とりあえず、そこにいる人たちは出て来たらどうですか?」

「「「「..........。」」」」

「レイラはいないのですか?」

「帰りました。」

「そうですか........。良かったです。彼女はダメですからね。」

「それでお前は誰だ?」

「.........何故、分かった?私の演技は完璧だった筈だが?貴様らはよく分からない。人ではないのに何故分かる?」

「強いて言えば表情だね。お前は無表情だけどお姉ちゃんは表情豊かだからね。」

「はぁ〜、前言撤回だ。やはり、何も分かってはいない。さっさと、帰れ!お前たちに話す事はない!」

「まぁまぁ、そう言わないであげてよ?彼らだってスズネアの事が好きなんだから。」

「そうだよ〜?クロちゃんは相変わらず怖いね〜?ボクも今手が震えてるよ〜?」

「貴様らは惚れた相手に見向きもされていない駄神の親子ではないか!」

「「う、ひ、酷い。」」

「貴様らが悪い。あの時、スズネアを助けないからだ!私はちゃんと言ったはずだが?スズネアを守れと?」

「う、す、すみません。」

「謝れば解決する訳がないだろう?やはり、貴様らはアホだな。駄神が!」

「だ、駄神........。か、神様に向かって不敬に当たらないのか.........?」

「う、チッ、さっさと消えろ!お前らがいると邪魔だ!」

「そろそろ限界なんでしょ〜?後は任せておいて良いよ〜?」

「とっとと、天界に行け!う、あ........。」

「長時間クロちゃんに変わったせいだろうね〜。こっちの世界では始めってだったみたいだね〜?」

「じゃあ、ちょっとスズネアを借りていくね?まぁ、拒否権はないけど。転移。」

「..........あ〜、アイツ消したい〜!ネアちゃんにキスするとか最悪〜!ずるい〜!うざい〜!」

「本音がだだ漏れだぞディケイア!可能なら俺もアイツを滅ぼしたい!」

「.........ヴァル君、口調と一人称が戻ってるよ〜?」

「........すまない。」

「いいよ〜?」

「........ん?........だ......れ.......?」

「あ、起きたんだ。大丈夫だった?アイツに何もされて..........たね。」

「っ、は、離して!」

「大丈夫だからね〜?だから、一旦落ち着こうか〜?」

「こ、来ないで!っ、お、お願いだからち、近づかないで..........!」

「.........これは重症だね。どうするんだよディケイア。僕じゃ無理そうなんだけど?」

「ヴァル君は何もしてないのに諦めるの早いね〜?」

「というか、これ僕たちが男だから無理なんじゃないの?」

「え〜?そうなのかなぁ〜?ネアちゃん、そうなの〜?」

.........どいつもこいつも使えない!何故、スズを怖がらせる!?悲しませる!?どうして、そんな奴しかいないんだ!?


「スズちゃん〜?どうかしたの〜?」

「っ、ディケイア、離れろ!」

「お前らは本当に使えないな!どうして、スズを傷つけようとする!?そんなに消されたいのか!?」

「あ、クロちゃんか〜。っ、クロちゃん、早く戻って!」

「何故だ?何故、私がお前たちの命令に従わねばならないんだ?」

「っ、クロ、髪と瞳が........!」

「?..........チッ、長くいすぎたせいか.........。しばらくは、このままだな。というわけだ、私は帰る。.......スズを傷つけるなよ。私の宝物だからな。」

「!.......分かった。気をつけてね。」

転移。..........髪と瞳の色どうしよう?みんな、入ってこないといいんだけど.........。

そういえば、闇属性で変えれるんだっけ?

でも、夜だしみんな入って来ないよね?なら、このまま寝ようかな?

............1人か......。慣れたはずなんだけどな.........。

久しぶりかも..........。1人ってこんなに寂しかったんだ。


「姫さん〜?いますか〜?.........は?え?誰?」

「っ、し、師匠!」

「...........その声は姫さんっすか?」

「...........そうだけど、どうかしたの?」

「いや、だって...........髪と瞳の色が........?」

「..........気のせいじゃないかな?夜だから黒髪に見えるんだよ?」

「.........俺、姫さんの髪が黒色に見えるなんて言ってないっす。」

あ、し、しまった!し、失言した〜!

.........やっぱり、私に嘘は向いてないなぁ。リンなら簡単なんだろうけど..........。

我ながら情けないよね。前世では、普通に嘘つけてたんだけどなぁ。


「姫さん?何かいう事あるんじゃないんすか?」

「..............。」

言えない。絶対に..........!誰であっても..........。

例えこの命が尽きるとしても...........。


「も〜、何してるの?早く帰ってきなよ!お姉ちゃんがいないからって長居するなよ!........って、は?誰?

髪が黒で瞳が赤って魔族じゃん!?」

「は?ま、魔族の色なの!?う、嘘!じ、じゃあ、リンは魔族になっちゃったの?私は人間なのに?.......ふふ、ヴァルギア、許さない!絶対、黙ってた!」

「は?その声、お姉ちゃんなの?」

「まぁ、そうなるかな?」

........どうしよう?仕方ないかな。..........リン、代わってくれないかな?

私は良いが良いのか?スズに影響が.........!

大丈夫だから。お願い!

...........分かった。


「はぁ〜、とりあえず、この2人にしか話さないと言う事で良いですよね?」

「...........俺はそれで良い。」

「僕も、それで構わない。」

「じゃあ、まずは炎の精霊!お前、あの精霊王には言うなよ?」

「っ、は?な、何で.........!」

「安心しろ、私は口は堅いからな。スズには言わない。......多分。」

「そこははっきりしろ!.........ていうか、マジでお前誰?」

「私か..........。私は.........いや、クロとでも呼んでおけば良い。」

「その上から目線やめられないの?」

「仕方ない。お前らは私より弱いからな。」

「っ、あっそ!なら、良い!」

(クソッ、マジでコイツの実力が分からねえ!魔力量なら勝てると思っていたがアイツの魔力量は何だよ?今の状態でも負けてるのに魔力を封印してやがる!これじゃあ、マジで僕の方が弱いじゃねーか!)

今回も読んで頂きありがとうございます!

次回も楽しみに!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ