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ヴァルギアとディケイア

「まさか、ヴァル君気づかなかったの〜?アイツがこの世界にいる事〜!」

「ま、まぁ、気づかなかったけど........。そういうディケイアはどうなんだよ!」

「ボクは知らな〜い!基本的に人間界は見てなかったから〜。」

「え?でも、スズネア事はよく見てたよね?」

「え!な、何で知ってるの?ま、まさか、監視してたの〜?ボク、ちゃんとヴァル君より仕事してるのに〜!」

「もう、黙りなよ!スズネアが起きるだろ!」

「........久しぶりに聞いたよね〜?『〇〇』ちゃんの様付け〜。」

「それと敬語ね。やっぱり、意識してやってんだ。」

「ネアちゃん怖がってたね〜。アイツの事。」

「そりゃそうでしょ?大事な人を殺された挙句に監禁してたんだよ?それは怖いよ。」

「でも、こうしてると普通の女の子って感じだよね〜。寝顔もかわいいしね〜?」

「ん〜?攫って娶ったらダメかな?」

「ダメだよ〜!ネアちゃんはボクと結婚するんだから〜!」

「そんな事僕が許さない!よりにもよってディケイアを好きになるのは許さない!」

「ヴァル君、怖いよ〜?そんなに大きい声だしたらネアちゃんが起きちゃうよ〜?」

「ん〜?ふぁ〜。」

「あ、起きた?大丈夫だった?」

「ん?大丈夫で....す。」

「くふふ、まだ眠いみたいだね〜?今日はボクの部屋に泊まって行く〜?」

「ディケイア様が良いなら........。」

「「え?」」

「だ、ダメでしたか?」

寝起きのせいであるからまだ寝ぼけているスズネアは瞳を潤ませて上目遣いで首を傾げて聞いていた。


「「うっ、」」

「ぼ、ボクはいいよ?」

「じゃあ、よろしくお願いしますディケイア様......。」

「あ、また寝ちゃった........。」

「疲れてたんじゃない〜?それにしては威力が半端なかったけどね.........。」

「やっぱり、このまま攫って結婚式をあげようかな?そしたら、問題ないよね?」

「大問題だよ!とにかく、ボクはネアちゃんをボクの部屋に運んでいくよ。」

「........変な事するなよ?」

「当然でしょ〜?ヴァル君じゃないし〜?」

と言ってディケイアは自分の部屋にスズネアを運んで行った。


「........ごめんね。守れなくて........。制約上守る事ができなかったんだ。これじゃあ、言い訳してるみたいだけど........。この世界なら君を守れるんだ。」

「.........ディケイア。お前........。」

「大丈夫.........。気にしてないから。.........それより、ネアちゃんいつ返すの〜?このままじゃあ、明日には間に合わないけど〜?」

「あ、どうしようかな?まぁ、何とかなるか。」

「ヴァル君は、楽観的だね〜?ボクは、ずっ〜と見てたけど結構ヤバいよ?みんな、ネアちゃんの事が好きすぎて〜。」

「大丈夫。もしもの時は力尽くで黙らせるから。一応、神だからね。それくらいはできる。」

「ヴァル君、神にしては弱いもんね〜?」

「な!う、うるさい!僕だって頑張ってるんだぞ!」

ディケイアの言う通りヴァルギアは、他の神と比べると戦闘力は低い。だが、それは神と比べるとだ。

だから、ただの人間、ましてや魔族、精霊、妖精など下界の者に負ける筈がない.........。スズネアを除いて.........。


♢♢♢


「ん........?こ、こは?」

「あ、起きた?ここはディケイアの部屋だよ。」

「そうなんだ........。あ!みんな、大丈夫かな?お、怒られちゃうよ!ど、どうしよう?」

「ふふ、起きて第一声がそれなんだ........?」

「あれ?ディケイアは?」

「.........そこにいるよ。」

ヴァルギアは、椅子に座っていたが、ディケイアは見当たらなくてヴァルギアに聞いてみるとディケイアは私の隣にいた........。


「ディケイア、また寝ぼけて入って来たのかな?」

「そうなんじゃない?本当に羨ましい........!」

私がさっき言った通りディケイアは一回寝ると中々起きない。それどころか、起きたとしても寝ぼけて私を抱きしめてからまた寝るという困った神だ。


「ディケイアは相変わらず朝に弱いんだね。」

「朝に弱いどころじゃあないと思うけどね........。」

「私、そろそろ帰らないと行けないからディケイアをどうにかしなくちゃ。」

「そっか。もう、帰っちゃうのか。寂しいな〜。」

「ふふ、また会いにくるから。ヴァルギアも暇な時に会いに来ても良いから。」

「え!本当に!?」

「良いよ。あ、でも、仕事をサボってくるのはダメだからね?天使たちが困っちゃうから。」

「うん........分かったよ。」

「ふふ、えらいね。」

そう言って私がヴァルギアの頭を撫でるとヴァルギアの顔が真っ赤になった。


「は?え?あ........え?」

「え?ど、どうしたの?」

「は〜い、ストップ〜!ボクの部屋でイチャイチャしないでくださ〜い!それにしても、ヴァル君ったら酷いよ〜!抜け駆けは許さないからね〜?」

「え?い、イチャイチャ?な、何の話し?」

「と、とにかく、スズネアは帰るんでしょ?送っていくよ.........。」

「う、うん、ありがとう。じゃあ、ありがと。........ヴァルギア様、ディケイア様また会いに来ますね!」

「「〜〜〜!それはズルい!」」

スズネアが帰った後に2人は情けなく叫びながら悶えていた。

今回も読んで頂きありがとうございます!

次回も楽しみに!

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