黒幕捕縛計画
「それでは、黒幕の捕縛計画について会議をするわよ。.........その前にまずはアルシエルから聞いた黒幕の情報を共有しましょうか。アルシエル、お願いできるかしら?」
「分かりました.......。」
そして、アルシエルからみんなに黒幕についての情報を共有していった。
「それで、どうするのですか?さすがに、彼をこのままだと少々問題があると思うのですが........。」
「そこは、安心していいわ。良い作戦が思いついたからね。」
すると、師匠が突然質問してきた。
「良い作戦は後で聞くので先ずはその男をどうにかしないといけないのではないんすか?」
「そうだったわね。先ずは、奴隷の首輪をどうにかしましょうか........。」
「ど、奴隷の首輪!?それは、皇帝陛下が固く禁じた筈です!それが、彼につけられているなんて......。」
「さて、どうしましょうか........。」
「あ〜、それなら、俺がどうにかできるかも.....。」
と言ってカイラが控えめに手を挙げた。
「それは本当なの!?」
「あぁ、このチートオブチートの俺に任せておきな!んじゃ、失礼するぜアルシエルさん?」
「.........構わない.......です。」
「あ〜、よし、これならいけるな!後は首輪を外すだけだが.........。」
「それは私がやるわ。」
「は?いや、できるのか?お前は水属性と......じゃなくて水属性だけだっただろ?」
「みてれば分かるわよ。」
水を冷たくして凍らすイメージで........。よし、完璧な氷ね。これなら.......!
「開いたわ。........アルシエル、あなたは自由になったけれどまだ働いてもらうわ。それでも、あなたは私にあなたの命と罰を預ける事は出来るかしら?」
「........はい!俺は貴方様に俺の命と罰を預けます。」
そう言ってアルシエルは跪いた。
「っ、今の何ですか!?姫さんは氷属性はなかった筈っすよね?」
「.........あれは水属性だよ。水を氷にしたの。今、思うと簡単な事だったな〜。だから、みんな言っちゃダメだからね?特にカイラとギール!」
「無論!言う訳がない!」
「だよな〜?さすが、俺の推しのギール!」
「推し.........?」
「じゃあ、アルシエルはまた黒幕の所に戻ってくれないかしら?明日には、面白い事になってるわね。ふふ、黒幕は一体どういう反応をするのかしらね?」
スズネアは笑いながら言った........。無論、目は笑っていないが。みんな、スズネアのその笑った顔を見て背筋に寒気な走った。
「それじゃあ、細かい事は明日には分かっていると思うから明日を楽しみにしていてね?それじゃあ、私は行く所が出来たから行ってくるわね?」
「え?ひ、姫様、待ってください!せ、せめて、場所を行ってから行ってください!」
「.......それは言えないのよね。そういう約束だから。」
「殿下、私が付き添います!」
「来ちゃダメ!じゃあ、行ってくるから。ちゃんと明日には帰ってくるから!心配しないで!」
と言ってスズネアは姿を消した........否、転移した。
「ヴァルギア、何のようなの?私を天界に呼び出すなんて.........?」
「あ〜、ネアちゃんだ〜!やっほ〜、元気だった〜?ボクはね〜、暇だったよ〜?」
「ディケイアもいたんだ........。」
「ふ〜ん、ヴァル君の言った事って本当だったんだ〜!ネアちゃん、口調も様付けもしてないやー。何でなの〜?」
「え?な、何でヴァルギアみたいな事を........!」
「ねぇねぇ、何でなの〜?」
「教えない!絶対に教えません!」
「あ〜、なるほどね〜!確かにヴァル君の予想通りだったよ〜?意識して言ってるみたいだね〜。気が緩んだりしたら元に戻ってるし〜。」
「そう、助かったよディケイア。」
「いや〜、ヴァル君のお願いならボクは何でも叶えてあげるよ〜?」
「じゃあ、スズネアを娶りたいって言ったら?協力してくれる?」
「え?普通に嫌だけど?なんなら、ボクがネアちゃん娶りたい〜!」
「嫌です。私は結婚なんてしません。恋愛なんてするだけ無意味です。どうせ、アイツみたいに........!」
そう言ってスズネアが震え始めた。
「っ、ご、ごめん。ボクが.......!」
「う、ううん、気にしてないよ。どうせ、過去の事だし。もう、アイツはいないから。」
「........本当にごめんね。」
「ふふ、見つけたよ。」
「っ、な、何?」
「!?誰だ!」
「ねぇ、どうして僕の所から逃げたの?もしかして、部屋がおかしかったの?それとも、その神たちのせいなの?」
「な、なんで.......?何でアイツの声が......!」
「大丈夫だから。絶対に今度こそみんなを守るから!だから、落ち着いてスズネア。」
「う、うん。だ、大丈夫。お、落ち着いてるから。」
怖い。また、みんながいなくなっちゃう。私の周りから。嫌だ!嫌だ!
私は震える身体を抱きしめながら落ち着かせようと自分に言い聞かせた。
「また、会いに行くからね?待っててね?」
「い、いやぁぁぁぁ!」
「ネアちゃん!落ち着いて?大丈夫、大丈夫だから。みんなは、ちゃんと無事だから。」
「ほ、本当ですか?み、みんな、ちゃんと生きていますか?私の前からいなくなりませんか?」
「うん、大丈夫だよ。ちゃんと、僕もディケイアもいるから.........。」
「っ、ヴァルギア様、ディケイア様!ちゃんと、みんな守れますよね?みんなを今度こそ!」
「!........うん、守れるよ。」
「ネアちゃんなら出来るよ〜?」
そう言ってもらった後スズネアは安心しきったような顔で寝てしまった。
今回も読んで頂きありがとうございます!
次回も楽しみに!




