第59回
美食ポーカー、最弱の「銀」、そして地中海に散る王者の傲慢。
投稿者:音戸の獣(絶賛・心理戦中)
2028年6月10日 23:55
皆様……。私は今、地中海の月明かりの下で、人生最大の「嘘」を真実に変えてやりましたわ。
二人目の老星、ピエトロとのデスマッチ「美食ポーカー」。
食材を伏せたまま調理し、最後に同時に開示して勝負を決める非情なゲーム。
ピエトロは不敵な笑みを浮かべ、クローシュ(蓋)の下に「世界で数頭しかいない幻の牛のシャトーブリアン」を隠し持っていました。その圧倒的な威圧感に、城内の空気が歪むほどでしたわ。
一方、私の手元にあるのは……音戸の港で誰もが見向きもしない、凍ったままの**「小イワシ」**。
美食の世界では、ブタの餌にもならない「最弱のカード」ですわ。
ピエトロ「チャオ、女王様。その震える手つき……よほど強力な『A』を隠していると見える。だが、私の『K』を越えられるかな?」
やったわ。たまらねぇぜ!!!!!(※ブラフ、大成功ですわ!)
私は、あえておっさんの伝説の包丁を使い、まるで神の肉を捌くかのような神々しい手つきで、小イワシの「肝」と「脂」を抽出し、雅子校長直伝の精密な火入れで凝縮させました。
ピエトロは私の堂々たる姿に「……あいつ、まさか『竜の肉』でも持っているのか!?」と、次第に額に汗を浮かべ始め……。
そして、運命の「ショウダウン(開示)」。
ピエトロ「チェックメイトだ! 私のカードは『最高級・幻の赤身肉』!!」
私「残念でしたわね。私のカードは……ただの『小イワシ』ですわ!!」
クローシュを開けた瞬間、ピエトロの顔は驚愕で引きつりました。
けれど、立ち上ったのは、牛肉の重厚さを軽々と跳ね返す、**【音戸の銀・深淵のコンフィ】**の圧倒的な香り!
小イワシの脂を極限まで濃縮し、おっさんの茹で汁で「肉」へと転生させた、文字通り「弱者が強者を喰らう」ための一皿ですわ!
ピエトロ「バカな……! イワシだと!? なぜ……なぜ肉の旨味を越えているんだぁぁぁぁ!!」
やったわ。完全勝利。ピエトロの「味覚」を、すべて奪い去りましたわ!!!
やったわ。
私、今夜……地中海で、最弱の魚が最強の獣を噛み殺す「奇跡」を、この胃袋で証明してやりましたわ……!!
【コメント (59)】
通りすがりのL
2028年6月11日 00:30
あなたのあの時の不敵な笑み……。
本当に「竜」を飼っているのかと思ったわ。
最弱のカードで王者をハメ殺すなんて、最高にゾクゾクするわね。
さあ、負け犬になったピエトロ。……あなたの「味覚」、女王様に差し出す準備はできていて?
金子
2028年6月11日 01:00
……ちょっと! あの時のあんたの顔、完全に悪役だったわよ!
でも、あのイワシの一口……。
肉よりも肉らしくて、いちごミルク(ヴィンテージ)の甘みが、まるで奇跡みたいに溶け合って……。
……あんた、本当に「化け物」になったわね。
雅子(元校長・現・勝利の女神)
2028年6月11日 01:45
「ブラフ」は教育的には褒められたものではありませんが……。
あの小イワシの分子構造を「肉」へと組み替えるあなたの執念、まさに「美食の特別教育」の賜物ですわ。
ピエトロさん、あなたの「正しい敗北」を、ここで採点して差し上げますわよ。
阿部美里(音戸の野次馬)
2028年6月11日 02:15
私のドレッシングの香りを「高級ハーブ」と勘違いさせるなんて!
あんた、本当にいい性格してるわね。
でも、あのイワシの脂。……あんなの食べさせられたら、誰だって「肉」より「音戸」を選んじゃうわよ!
53の髭おやじ(地下の真の勝負師)
2028年6月11日 08:30
"Jackpot!"(大当たりだな!)
ピエトロの奴、自分の牛肉に溺れて、魚の「脂の切れ味」を忘れてやがった。
教育者として言う。……いいか、女王様。
「何を使うか」じゃない、「どう見せて、どう喰らわせるか」だ。
ポーカーの極意は、相手に「自分は負けている」と確信させること。……完璧なハメ技だったぜ!
さあ、二人目の老星を仲間に引き入れたところで、次はいよいよイタリアの「深部」……**【三人目の老星】**の影が見えてきたぞ!




