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やったわ。  作者: 水前寺鯉太郎


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58/65

第58回

地中海の狂宴、鉄火のギャンブル・シェフ、そして私は「舌」をテーブルに置く。

投稿者:音戸の獣(絶賛・オールイン中)

2028年6月5日 23:45

皆様……。私たちの城(客船)は今、地中海の風に吹かれながら、世界で最も危険な「美食の賭場」へと姿を変えておりますの。

美食五老星、第二の刺客。

現れたのは、真っ赤なタキシードを纏い、最高級のシガーを燻らす男――「鉄火の賭博師」ピエトロ。

彼は、接収したばかりの私たちの城を、一夜にして「カジノ・デル・グスト(味覚の博覧会)」へと書き換えてしまいましたわ。

ピエトロ「チャオ、音戸の女王。……君たちのフルコース、素晴らしいが『スリル』が足りない。このテーブルで、食材の命と、君たちの『味覚』を賭けて踊ろうじゃないか」

やったわ。たまらねぇぜ!!!!!(※破滅のルーレット、始動)

勝負のルールは単純。互いに「極限の食材」を調理し、審判がどちらを「より魂を揺さぶる味」と認めるか。

賭けるのは、私が完成させたばかりの「人生のフルコース」。

負ければ、私の脳から「味覚」の全信号が消去され、一生、何を食べても砂の味しかしない「生ける屍」にされる……。

雅子校長は「……なんて非論理的な! 賭博は校則違反ですわ!」と抗議しながらも、ピエトロが差し出した「伝説のトリュフ」の香りに、すでに瞳を血走らせておられますし。

金子さんは「……いちごミルクの未来を賭けるなんて、上等じゃない!」と、ヴィンテージ・ボトルをチップ代わりに叩きつけ。

やったわ。地中海の月明かりの下、私たちの『人生』がルーレットの上で回っておりますの!!!

おっさんから受け継いだ包丁を握る手が、興奮で震えます。

私、今夜……「美食神」への階段を登るために、自分の「舌」をチップにして、この勝負にすべてを賭けますわ!!

やったわ。

私、今……失う恐怖よりも、この「究極のヒリつき」に、全身の細胞が悦びの悲鳴を上げておりますの……!!


【コメント (58)】

通りすがりのL

2028年6月6日 00:30

ギャンブル、ね……。

カードをめくるあなたの指先、いつになく熱かったわよ。

もしあなたが味覚を失ったら……次は私が、あなたの「五感」のすべてを代行してあげなきゃいけないわね。

さあ、ディーラー。……次のカードをめくってちょうだい。

金子

2028年6月6日 01:00

……私のヴィンテージ・ミルク、あいつに奪われたら、あんたを一生恨むからね!

でも……あの男が持ってる「黄金のカカオ」、あれがあれば、私のスープはもっと完璧になる……っ。

あんた、絶対に勝ちなさいよ!

阿部美里(音戸の勝負師)

2028年6月6日 01:15

私のドレッシングの「酸味」を、勝負の『ブラフ』に使いなさいな!

相手が怯んだ隙に、あんたの「甘み(ソース)」でトドメを刺すのよ。

ピエトロ……あいつの余裕、私のレモンで酸っぱく変えてやりますわ!!

雅子(元校長・現・ギャンブル依存気味)

2028年6月6日 02:00

「教育的」な観点から言えば、この勝負は完全な不合格です。

……ですが、あの「1000年熟成のバルサミコ」が賭けられているとなれば、話は別ですわ。

女王様、私がカードの計数を担当いたします。……さあ、教育の力で確率を支配いたしますわよ!

53の髭おやじ(地下のカジノ・オーナー)

2028年6月6日 08:30

"Faites vos jeux!"(さあ、賭けなさい!)

ピエトロ……。あいつはかつて、イタリア中のシェフの舌を「没収」して回った死神だ。

教育者として言う。……いいか、女王様。

ギャンブルで勝つ唯一の方法は、「負けた時のことを考えない」ことだ。

お前のその包丁……今夜は「運命を切り刻むナイフ」になるぜ!

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