第55回
鉄の処女(校長)、絶望の「正しい給食」、そして凍りつく音戸の魂。
投稿者:音戸の獣(絶賛・停学処分中)
2028年5月22日 21:00
皆様……。私は今、ドイツの古城で「廊下に立たされている」ような、最悪の気分ですわ。
美食五老星、第一の刺客。
跳ね橋を堂々と歩いてきたその人物を見た瞬間、私たちが築き上げてきた「脂と愛の帝国」は一瞬で崩壊いたしました。
「……水前寺、金子、西園寺。相変わらず、下品なものを食べているようね」
現れたのは、かつて私たちが通った女子校の元校長、大門寺雅子。
彼女が放つ「教育者」としての威圧感に、私たちは蛇に睨まれたカエルのように硬直してしまいましたの。
彼女は厨房を占拠すると、ヴァルハラの最高級食材を使い、一切の無駄を省いた「究極の模範解答」……**【教育的指導:白のポタージュ】**を作り上げました。
一口、口に含んだ瞬間……。
やったわ。私の脳内の「野性」が、定規でピシピシと叩かれるような衝撃ですわ!!!
美味しい。けれど、そこには「毒」も「愛」も「脂」もない。
ただ「正しい」というだけの暴力的な純粋さ。
それを食べた瞬間、私たちが命懸けで獲ったイワシも、おっさんの茹で汁も、すべてが「不潔で間違ったもの」のように思えて、涙が止まらなくなりましたの……。
校長「美食とは秩序。あなたたちの野蛮なフルコース、ここで私が『解体』して差し上げますわ」
やったわ。たまらねぇぜ!!!!!(※精神的崩壊の音)
先輩は震える手でスプーンを落とし、金子さんは「……いちごミルク、捨てなきゃ……」と虚ろな目で呟き始め。
このままでは、私たちの「人生のフルコース」が、校長の「正しい赤ペン」ですべて消されてしまいますわ!!
やったわ。
私、今夜……「正論」という名の最強のスパイスを前に、料理人としての死を覚悟いたしましたわ……!!
【コメント (55)】
通りすがりのL
2028年5月22日 22:00
あの方の前に立つと、自分がただの「出来の悪い生徒」に戻ってしまう……。
私の吐息さえ、彼女の前では「風紀を乱す雑音」に過ぎないというの?
……誰か、私のこの「震え」を止めて。……女王様、助けて。
金子
2028年5月22日 22:30
……無理よ。あの方に逆らったら、内申書が真っ黒になるわ。
……いちごミルクのヴィンテージなんて、ただの「着色された不純物」だったのよ……。
……あぁ、私、何のために海に潜ってたんだっけ……?
阿部美里(音戸の落ちこぼれ)
2028年5月22日 23:15
私のドレッシングを「酸っぱいだけの子供騙し」って捨てられたわ……!
悔しい……悔しいのに、彼女のポタージュを飲むと、自分が間違っている気がしてくるの……っ。
コイ! あんたのソースで、この「正論」をぶち壊しなさいよ!!
西園寺(音戸・退学届提出済)
2028年5月23日 00:00
「寄付金で解決できない問題がある」ということを、初めて思い知らされましたわ。
城内の黒服たちも、校長に睨まれただけで「掃除当番」を始めてしまいましたの……。
お父様! 地下から出てきて、あの方を黙らせてくださらない!?
53の髭おやじ(地下の隠者、あるいは戦友)
2028年5月23日 08:30
"Die eiserne Disziplin!"(鉄の規律だな!)
雅子……。お前、まだあんな「魂を殺す料理」を作っているのか。
教育者として、そして「お前を最もよく知る男」として言う。……いいか、女王様。
正解なんてものはな、満腹の時には一番邪魔なもんなんだよ。
……お前たちの「不真面目さ」こそが、奴の「正論」を打ち破る唯一の武器だ。
雅子……俺の茹で汁と、こいつらの欲望……どっちが「教育的」か、決着をつけようじゃないか!




