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やったわ。  作者: 水前寺鯉太郎


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47/65

第47回

ドイツの再会、黄金の茹で汁、そして「出汁」の真理。

投稿者:音戸の獣(文化衝突中)

2027年10月10日 23:15

皆様……。私たちは今、ハンブルクの港町で、己の「浅はかさ」を思い知らされておりますの。

「究極の出汁」を巡って、船内で取っ組み合いの喧嘩を繰り広げていた私たち。

吐息とミルクとワインが混ざり合い、もはや「味覚のヘドロ」と化した鍋を抱えて港に降り立ったその時。

石畳の向こうから、ビールジョッキを片手にした「あの髭」が、休暇を満喫しきった顔で現れましたの。

おっさん「……おいおい。お前ら、またそんな『ゴミ』を煮込んでるのか?」

おっさんは鼻で笑うと、近くの屋台からバケツ一杯の**「ソーセージの茹で汁」**をひったくって、私たちの前に差し出しました。

おっさん「いいか。出汁ってのは、愛だのプライドだのを込めるもんじゃない。……『命を無駄なく食い尽くそうとした結果』、勝手に滲み出てくるもんを言うんだよ。食ってみろ、これが本場の『ブリューエ』だ」

…………。

………………。

やったわ。一口飲んだ瞬間、私の脳内の「美食の殿堂」が、重戦車で轢き潰されましたわ!!!

ただの茹で汁のはずなのに! 肉の野生的な脂、燻製の香り、そして暴力的なまでの塩分!

複雑な小細工なんて一切ない、ただ「肉を食う」という意志だけが凝縮されたその液体は、私たちの不協和音スープを「おままごと」に変えてしまいましたわ!!

やったわ。たまらねぇぜ!!!!!(完全敗北)

金子さんは「……ミルクも入ってないのに、なんでこんなに濃厚なのよ……っ」と膝をつき、先輩は「……私の吐息が、塩気に負けるなんて……」と絶句し、西園寺さんは「ワインよりも深い、豚の誇りを感じますわ……」と震え。

やったわ。

私、今夜……ドイツの港で、おっさんの差し出した「魔法の汁」によって、フルコース二皿目の「スープ」に、決定的な答えを見つけてしまいましたわ……!!


【コメント (47)】

通りすがりのL

2027年10月10日 23:45

あのおじさん、ドイツに帰るとあんなに「オス」の顔をするのね……。

茹で汁だけで私を黙らせるなんて。

……いいわ。今夜は、あの茹で汁をベースに、私たちの「愛」をどうやって『飼い慣らす』か、じっくり話し合いましょうか。

金子

2027年10月11日 00:15

……信じられない。あんな不潔そうな(失礼)おっさんの茹で汁が、私のヴィンテージ・ミルクに勝つなんて。

……でも、あの塩辛さ、嫌いじゃないわ。

むしろ……もっと、もっと飲ませなさいよ!

西園寺(音戸の敗北者)

2027年10月11日 01:00

私たちの「複雑さ」が、ドイツの「単純さ」に敗北いたしました。

父様おっさんのこと……恐ろしい人ですわ。

でも、これで「スープ」のスロットが埋まりましたの。……次は「魚料理」。

本場の北海の幸を、この茹で汁でどう調理してやりましょうか!

53の髭おやじ(休暇中)

2027年10月11日 08:30

"Willkommen in Deutschland!"(ドイツへようこそ!)

お前ら、相変わらず騒々しいな。私の静かな休暇を返せ(笑)。

教育者として言う。……出汁は「結果」だ。「目的」にするな。

いいか、明日はこの汁で煮込んだ「特製アイスバイン」を食わせてやる。

……ところで、お前らの持ってきたあの「ミルクとワインのヘドロ」、屋台の犬が一口舐めて気絶してたぞ。猛省しろ!

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