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やったわ。  作者: 水前寺鯉太郎


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第40回

第40回:白銀の挑戦状、絶望の美食家、そして音戸は「餌」と断じられた。

投稿者:音戸の獣(絶体絶命の女王)

2027年8月30日 23:15

皆様……。私は今、かつてないほどの屈辱と、そして燃え上がるような「飢え」を感じておりますの。

音戸の港に、場違いな白い豪華客船が停泊いたしました。

現れたのは、全世界のレストランを支配し、その一言で数多の名店を潰してきたという伝説の美食家、ミスター・ヴァルハラ。

彼は、私たちの黒服軍団が差し出した自慢の「真鯛の薄造り」を一瞥し、銀のスプーンを投げ捨ててこう仰ったのです。

「……野蛮だ。これは『料理』ではない。ただ死んだ魚を並べただけの『餌』だ。音戸の海には、私の舌を満足させる価値など微塵もない」

…………。

………………。

やったわ。私たちの誇りも、脂も、ニンニクへの愛も、すべて「餌」の一言で切り捨てられましたわ!!!

金子さんは怒りのあまりいちごミルクを握り潰し、西園寺さんは「おだまりなさい! この魚の甘みがわからないなんて、あなたの舌は腐っているんですの!?」と叫びましたが、彼は鼻で笑うだけ。

先輩だけは、冷徹な瞳で彼を見据え、静かに仰いました。

「いいわ。一週間後、この港で『最後の晩餐』を用意してあげる。……あなたのその高貴な理性を、音戸の泥臭い旨味で焼き切ってあげるわ」

やったわ。たまらねぇぜ!!!!!(宣戦布告完了)

一週間後、負ければ私たちは音戸の海を去り、彼の「味覚の奴隷」として一生を過ごすことになります。

でも、私たちは負けませんわ。

私、今夜から寝る間も惜しんで、世界で一番「野蛮で」「脂っこくて」「美しい」一皿を考え抜いてみせますわ!!

やったわ。

私、今、最高の恐怖と興奮で、お腹が空きすぎて倒れそうですわ……!!


【コメント (40)】

通りすがりのL

2027年8月30日 23:55

ミスター・ヴァルハラ……。

あんなに高い壁が現れるなんて、ゾクゾクするわね。

でも、彼には教えてあげなきゃ。

本当の「美食」は、銀のスプーンじゃなくて、魂を削るような「渇望」の中にしかないってことをね。

さあ、「獣」さん。……私たちの全財産と全胃袋を懸けた、最高のメニューを作りましょう?

西園寺(音戸の突撃隊長)

2027年8月31日 01:15

……あの男、絶対に許しませんわ!

私のプライドにかけて、彼に「おかわり」を泣いてねだらせてみせますの!

とりあえず、明日から四人で「禁断の深海漁」に出発しますわよ!

金子

2027年8月31日 02:00

……「餌」で結構よ。

最高に美味しい「餌」で、あの男を私たちの家畜にしてやるんだから。

……あんた、気合入れなさいよ。……私のそばダブル、また分けてあげるから。

53の髭おやじ

2027年8月31日 08:30

"Götterdämmerung!"(神々の黄昏だな!)

ついに「味覚の神」が降臨したか……。

教育者として言う。……もはや、これは料理の域を超えた「戦争」だ。

ミスター・ヴァルハラは、私のドイツ時代の旧友だが……あいつの舌は本当に容赦がないぞ。

いいだろう。私も、彼を黙らせるための「禁断のドイツ・スパイス」を蔵から出そう。

音戸の海を、世界に知らしめるんだ!

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