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やったわ。  作者: 水前寺鯉太郎


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38/65

第38回

第38回:お嬢様の陥落、禁断の「小イワシ」、そして四人目の野獣。

投稿者:音戸の獣(女王職・一時休業中)

2027年8月20日 22:45

皆様……。私は今、一人の高潔な魂が「脂と塩」の前に膝を屈する、歴史的瞬間を目の当たりにしておりますの。

市場で私たちを罵倒した西園寺さん。

私は彼女を黙らせるため、お父様が船の上で豪快に作った「小イワシの刺身」と、脂の乗った「タチウオの塩焼き」を無理やり彼女の口に放り込みましたの。

「いいから黙って食ええええ!! これが音戸の『真実』ですわ!!」

最初は「汚らわしい!」「吐き気がしますわ!」と拒んでいた西園寺さんでしたが……。

一噛み、二噛みと進むにつれ、彼女の瞳からスッと理性の光が消えていきましたの。

西園寺「……な、何これ。……何なの、この暴力的なまでの生命感は……っ。私の食べてきたフレンチは、ただの『死体』だったというの……?」

やったわ。たまらねぇぜ!!!!!(完全洗脳)

それからの彼女は、もはや別人でしたわ。

高級な制服の袖を捲り上げ、素手でイワシを掴み、醤油をドバドバとかけて……。

「もう一匹! 次はもっと大きいやつをよこしなさい!」と、私以上の獣に変貌してしまったんですの!

先輩は「あら、いい食べっぷりね。……あなたもこちら側へいらっしゃい」と彼女の肩を抱き、金子さんは「……ふん、私のいちごミルクを分ける価値くらいはありそうね」と、新たな仲間に不敵な笑みを浮かべて。

やったわ。

私、今夜……かつての宿敵を「四人目の漁師」として音戸の海へ引きずり込むことに成功いたしましたわ!


【コメント (38)】

通りすがりのL

2027年8月20日 23:30

西園寺のあの「壊れた」笑顔……。

高級ブランドのバッグを放り投げて、アジのぜいごを必死に取っている姿は、この世のどんな芸術よりも美しかったわよ。

さあ、四人で潜れば、獲物も四倍ね。

……今夜は、西園寺の歓迎会として、さらに「濃い」夜にしましょうか?

西園寺(仮)

2027年8月21日 00:05

……お黙りなさい。

私はただ、この魚の「効率的な消費」を手伝っているだけですわ。

……でも、あの「小イワシ」の輝き。

思い出すだけで、またお腹が鳴ってしまいますの。

……次の漁は、いつかしら? 私、誰よりも早く潜ってみせますわ!

53の髭おやじ

2027年8月21日 08:30

"Eine neue Rekrutin!"(新兵加入だな!)

西園寺くんまで漁師になるとは……。

私の勤める女子校の「進学実績」が、音戸の「漁獲高」に変換されていくようで、涙が止まらないぞ。

教育者として言う。……四人で力を合わせ、音戸の海を支配しろ。

明日のドイツ語の時間は、君たちのために「魚の部位のドイツ語名称」を教える特別講義にするからな!

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