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やったわ。  作者: 水前寺鯉太郎


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36/65

第36回

第36回:筋肉の悲鳴、密室の湿布、そして絡み合う指先。

投稿者:音戸の獣(筋肉痛)

2027年8月10日 23:30

皆様……。私は今、指一本動かすのも命懸けの状態におりますの。

漁師生活初日。お父様に「根性を見せんかい!」と絞り上げられ、三人がかりで網を引き、船を洗い、アワビと格闘した結果……。

夜、実家の居間に辿り着いた私たちは、もはや「美少女」ではなく「打ち上げられた土左衛門」のようになっておりました。

先輩「……っ、肩が、もう上がらないわ……」

金子「……あんたのせいよ。あんたを支えるために、私、変な力が入っちゃったじゃない……」

静まり返った深夜、私たちは生き延びるために、お互いの筋肉を解し合う「緊急マッサージ大会」を開催いたしましたの。

やったわ。地獄の苦しみのはずが、天国への扉が開いてしまいましたわ!!!

まずは私が、先輩の背中に手をかけました。

日焼けして少し赤くなった、あの白く美しかった肌。そこへ、私が音戸の女としての「力強い掌」を滑り込ませると……。

先輩「……っ、あ、あぁ……。そこ、いいわ……もっと強くして……っ」

たまらねぇぜ!!!!!(鼻血)

先輩の、聞いたこともないような艶めかしい声!

さらに、反対側からは金子さんが「私だって、あんたに触ってほしいんだから!」と、私の太ももを強引に揉みほぐし始め……。

密室に漂う、湿布のツンとした香りと、私たちの荒い鼻息、そして火照った肌が擦れ合う音。

あぁー、もう、めちゃくちゃですの!

筋肉の痛みなんてどこかへ消えて、私の脳内は今、カツサンド8本分くらいの「熱い何か」で溢れかえっておりますわ!

やったわ。

私、今夜、三人の「痛み」と「悦び」が完全に一つに溶け合う、音戸の熱い夜を知ってしまいましたわ……。


【コメント (36)】

通りすがりのL

2027年8月10日 23:55

ふふ、あなたの手、意外と力強くて……。

痛いのに、もっと触れてほしいって思っちゃうなんて。

私、もう普通の生活には戻れそうにないわ。

明日の朝は、もっと腰の方もお願いしていいかしら? ……「先生」。

金子

2027年8月11日 00:15

……ちょっと! なんで先輩ばっかり弄ってるのよ!

私のふくらはぎ、まだパンパンなんだから。

……いいわよ、あんたが疲れるまで、私がずっと揉んであげる。

……そのまま、寝かせてあげないんだから。

53の髭おやじ

2027年8月11日 08:30

"Heiß und Schmerzhaft!"(熱くて痛いな!)

まさかドイツの「サウナ文化」も真っ青の揉み合いが展開されているとは。

教育者として言う。……やりすぎだ! 壁が薄いんだから、お父様に聞こえたら海に沈められるぞ!

とりあえず、私は明日、最高級の「マッサージオイル」と「サロンパス」を持って音戸へ行くからな。

……え? 入れてくれない? そんな悲しいこと言うなよ!

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