第34回
第34回:音戸の荒波、決死の素潜り、そして愛の重さは「獲物」で決まる。
投稿者:女子高校生(仮)
2027年7月30日 21:30
皆様……助けて。私は今、実家・音戸の浜辺で、人生最大の「審判」を見守っておりますの。
デパ地下で捕まった私たちは、そのままお父様の軽トラに押し込まれ、荒波踊る音戸の瀬戸へと連行されましたわ。
そこで、仁王立ちしたお父様がこう言い放ったのです。
「いいか、コイ(恋)! こんなヒョロヒョロした連中に、お前を幸せにできるわけがない! どっちがマシか、海に潜って証明させてやる! 一番デカいアワビを獲ってきた方を、今日だけは認めてやるわい!!」
やったわ。終わりましたわ。二人とも、都会の「お嬢様」と「いちごミルク中毒」ですわよ!!?
ところが……。
先輩は「……面白いじゃない。私の本気、見せてあげるわ」と、どこからか取り出した黒いウェットスーツを完璧に着こなし。
金子さんは「……あんたを獲られるくらいなら、海の藻屑になったほうがマシよ」と、いちごミルクのパックを砂浜に突き立てて海へダイブ。
あぁー、もう、めちゃくちゃですの!
二人の美少女が、私のためにアワビを求めて激流に消えていくなんて……たまらねぇぜ(恐怖)!!
今、海面からは「ぶはっ!」という激しい呼吸音と、先輩の「獲ったわ……!」という叫び声が聞こえていますわ。
やったわ。
私、今夜の晩御飯が「二人の愛の結晶」になるのか、それとも「遺影」になるのか、震えながら待っておりますわ……。
【コメント (34)】
通りすがりのL
2027年7月30日 22:30
……海の中って、意外と静かなのね。
あなたのお父様に「潜りが甘い!」って怒鳴られた時はどうしようかと思ったけど。
見てなさい、今、あなたの顔よりデカいアワビを仕留めたところだから。
……これを食べたら、私との「続き」、また始めましょうね?
53の髭おやじ
2027年7月31日 08:30
"Poseidons Abenteuer!"(ポセイドンの冒険だな!)
音戸の海でアワビ対決とは、もはや日本の神話か何かか?
金子が海から上がってきた時、耳からいちごミルクが出ていると言って保健室ならぬ「漁協の休憩所」へ運ばれていたぞ。
教育者として言う。……二人を返してくれ。明日のドイツ語の授業、出席者が私一人になってしまう。




