表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
やったわ。  作者: 水前寺鯉太郎


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

29/35

第29回

第29回:時給の誘惑、密室の教科書、そして禁断の特別講義。

投稿者:女子高校生(仮)

2027年7月10日 22:50

皆様……私、ついに「禁断の労働」に手を出してしまいましたわ。

共同生活一週間。食費という名の怪物が私たちの家計を食い尽くし、貯金通帳が瀕死の状態に陥ったその時。

先輩が、優雅にティーカップを置きながらこう仰ったのです。

先輩「ねえ。私の『家庭教師』をやってくれないかしら? 時給は……そうね、コメダのカツパン10個分くらい出すわよ」

やったわ。破格すぎますわ! その時給なら、私の胃袋も家計も一気に救済されますわ!!!

というわけで、始まりました。先輩の部屋での二人きりの「秘密のレッスン」。

金子さんが「なんであんたばっかり!」とドアを叩いていましたが、先輩は「受験生は静かにしてて」と一蹴。

扉を閉めた瞬間、部屋の中は先輩の甘い香りで満たされました。

教科書を開いたはずなのに、先輩は私の隣にぴったりと座って、耳元でこう囁くのです。

先輩「さあ、まずは……『獣』がどうやってお淑やかな言葉を覚えるのか、じっくり教えてもらおうかしら」

あぁー、もう、めちゃくちゃですの! たまらねぇぜ!

勉強を教えるはずが、先輩の指先が私のノートの上を這うたびに、私の理性が王将の餃子よりも脆く崩れ去っていくのがわかります。

やったわ。

私、高額報酬と引き換えに、先輩の「専属教師あるいはペット」として、逃げられない密室へと引きずり込まれてしまいましたわ……。


【コメント (29)】

通りすがりのL

2027年7月10日 23:20

今日のレッスン、とっても「ため」になったわ。

あなたの教え方、すごく熱心で……吐息が耳にかかるたびに、私、勉強どころじゃなくなっちゃった。

明日はもっと「難しいところ」を教えてくれるかしら? 報酬は、はずんであげるわよ。

53の髭おやじ

2027年7月11日 08:00

"Geheimunterricht!"(密室授業か!)

時給がカツパン10個分とは、もはや労働基準法を越えた「愛の贈与」だな。

だが金子が廊下で「……いちごミルク、一人で飲むの寂しい……」と、呪いの言葉を吐きながら徘徊していたぞ。

教育者として言う。二人きりの授業もいいが、廊下の「迷える子羊」にも少しは構ってやってくれ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ