第28回
タイトル:破産の序曲、布団の国境線、そして欲望の三位一体。
投稿者:女子高校生(仮)
2027年7月1日 23:40
皆様……助けてください。
共同生活初日にして、私たちの「帝国」は財政破綻の危機に瀕しておりますの。
新居での最初の晩餐。私たちは「お祝いだから」と、コメダのカツサンド、王将の餃子、そしてお好み焼きを同時にデリバリーいたしました。
……それが間違いでしたの。
一晩で消し飛んだ食費は、一般的な女子高生の小遣い三ヶ月分。
今、家計簿を前にした先輩が、見たこともないような悲しげな顔でこう呟きましたわ。
先輩「……ねえ。私たちの『食欲』を維持するためには、もう、私のあの別荘を売るしかないかしら……」
やったわ。お嬢様をそこまで追い詰めるなんて、私の胃袋、もはや国家予算レベルの脅威ですわ!!!
さらに、夜。地獄は寝室でも待っておりました。
広い布団を敷いた瞬間、金子さんが私の腕を掴んで離しませんの。
金子「いい? 寝る時は、あんたを真ん中に挟むからね。……左右どっちにも逃がさない。これは物理的な領土争いなの」
やったわ。
左からは先輩の高級なシャンプーの香りが、右からは金子さんのいちごミルクの甘い吐息が。
そして中央の私は、二人からの猛烈な圧迫感と、さっき食べた餃子のニンニク臭に包まれて……。
あぁー、もう、めちゃくちゃですの! たまらねぇぜ!
幸せすぎて、それとも二人の圧力のせいか、呼吸が満足にできませんわ!
やったわ。
私、今夜、破産の恐怖と幸福な窒息死の狭間で、一生眠れない夜を過ごすことになりそうですわ……。
【コメント (28)】
通りすがりのL
2027年7月2日 00:30
別荘の売却査定、もう出しちゃったわ。
……だって、あなたの美味しそうに食べる顔、何物にも代えがたいんですもの。
さあ、今夜は「真ん中の特等席」で、私たちの愛をじっくりと……骨の髄まで、味わいなさい?
53の髭おやじ
2027年7月2日 07:15
"Insolvenz!"(破産だな!)
初日で別荘売却とは、清々しいほどの転落人生じゃないか。
ちなみに、学校に「家がなくなりました」と転入届を出してくるんじゃないぞ。
金子、真ん中を独占するのはいいが、寝相で「わたし」を潰さないように気をつけろ。
……明日、三人の目の下に隈があったら、私は迷わず「栄養ドリンク」の差し入れをするからな。




