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やったわ。  作者: 水前寺鯉太郎


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第21回

第21回:灼熱の鉄板、解禁されたボタン、そして聖母のそばダブル。

投稿者:女子高校生(仮)

2027年6月25日 23:50

皆様……。私は今、天国の鉄板の上で焼かれている最中ですわ。

やってまいりました、第3の聖地・お好み焼き屋。

鉄板の前に並んで座った私たち三人を待っていたのは、ソースの焦げる官能的な香りと、逃げ場のない熱気でしたの。

あまりの暑さに、隣に座っていた先輩が「……あついわね」と呟いて。

その時ですわ。先輩が、指先で制服の第一ボタンを……ぷつん、と外したんですの!

やったわ。死にましたわ。私の心臓、宇品まで飛んでいきましたわ!!!

湯気に濡れた首筋、チラリと覗く鎖骨……あぁー、たまりませんわ! 鉄板の熱気か先輩のフェロモンか、もう頭がクラクラして……。

呆然としている私の前に、今度は金子さんが自分のお皿を差し出しました。

そこには、彼女が愛してやまないはずの「肉玉そばダブル」が……。

金子「……ほら。あんた、さっきから先輩に見惚れて箸が止まってる。私のこれ、食べていいよ。……しっかり食べなさいよね」

……。

…………。

たまらねぇぜ!!!!!(大号泣)

あの食いしん坊の金子さんが、そばダブルを! 私に!

これはもう、実質的な求婚ではありませんの!?

先輩の「視覚的暴力」と、金子さんの「胃袋的慈愛」。

やったわ。

私、今夜、二人からの愛(と炭水化物)を全身に浴びて、人生のピークを迎えてしまいましたわ!


【コメント (21)】

通りすがりのL

2027年6月26日 00:30

あら、ボタン一つでそんなに驚くなんて。

……本当、あなたは「獣」のくせに初心うぶなんだから。

でも、金子の「そばダブル」攻撃には、私も少し嫉妬しちゃったわ。

次は、私の「イカ天」をあげるわね。

53の髭おやじ

2027年6月26日 01:15

"Heiß!"(熱いな!)

鉄板の前でボタンを外すとは、まるでヴァーグナーのオペラのような情熱的な演出だ。

金子も、食の美学を捨ててまで愛に走るとは……。

君たちの熱気に当てられて、店のビールが全部売り切れたと店主が嘆いていたぞ。

月曜日、胃もたれと「恋煩い」で遅刻するなよ。

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