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やったわ。  作者: 水前寺鯉太郎


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第20回

第20回:数字の断頭台を越えて、ソースの海へダイブ。

投稿者:女子高校生(仮)

2027年6月21日 23:15

皆様、ご報告がありますわ。

……私たち、人間をやめることにいたしました。

昨日の身体測定。突きつけられた無慈悲な数字。

放課後、私たち三人は旧校舎の裏で、死んだ魚のような目をして顔を合わせましたの。

静寂の中、最初に口を開いたのは先輩でした。

先輩「……ねえ。あんな壊れた測定器の言うことなんて、信じる必要あるかしら?」

金子「そうよ。あれはきっと、ドイツ語のおっさんが細工したのよ。……お腹空いたわね」

その瞬間、私の中の何かが「ブチッ」と音を立てて切れましたの。

わたし「そうですわ! もうどうにでもなれですわ! 私たちに必要なのはカロリー制限ではなく、圧倒的な『満足』ですわ!」

というわけで、計画しましたわ。

コメダ、王将に続く、第3の聖地巡礼。

ターゲットは――広島お好み焼き、肉玉そばダブル、チーズ・モチ・イカ天トッピング。

あぁー、たまらねぇぜ!!

音戸の女として、ソースの香りを嗅がずにこの絶望を乗り越えられるわけがありませんわ!

三人で、お好み板の熱気に焼かれながら、己の脂肪を祝福してやるんですの。

やったわ。

明日、私たちは「女子高生」という肩書きを捨てて、「鉄板の騎士」になってまいりますわ。

もう、めちゃくちゃやですの(歓喜)。


【コメント (20)】

通りすがりのL

2027年6月21日 23:45

「鉄板の騎士」……いい響きね(笑)

私、マヨネーズは「網がけ」じゃなくて、直接ボトルからかけたい気分だわ。

数字なんて、明日のお好み焼きの湯気と一緒に消してしまいましょう?

……楽しみにしてるわよ、「獣」さん。

53の髭おやじ

2027年6月22日 00:30

"Das Schicksal!"(これぞ宿命!)

お好み焼きこそ、日本の「鉄板の哲学」だ。

だが待て。私の測定器に細工をしたという疑いは心外だ。私の数字も、昨日から「過去最高」を記録しているのだから。

いいだろう。明日の授業は、ソースの匂いをさせて登校した奴から「優」をやるぞ。

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