表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
やったわ。  作者: 水前寺鯉太郎


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

15/35

第15回

第15回:図書室、吐息の結界、そして陥落。

投稿者:女子高校生(仮)

2027年6月1日 22:30

皆様……私、本日、図書室で「社会的な死」と「至福の絶頂」を同時に味わいましたわ。

約束通り、放課後の図書室で先輩と二人きり。

私は昨日食べた餃子5皿(とチャーハン2回おかわり)の罪悪感から、不自然なほど口を真一文字に結び、鼻呼吸だけでやり過ごそうとしていましたの。

ところが。

先輩はいきなり、私の机に身を乗り出して……。

鼻先が触れそうな距離まで、顔を近づけてきたんですの。

先輩「……ねえ。あなた、今日なんだかずっと黙ってるわね。……何食べたの?」

やったわ。終わりましたわ。

先輩の瞳が、面白がるように私を射抜いて。

私の口からは、必死に堪えていた「王将の重圧」が今にも溢れ出しそうで。

でも、先輩のあまりの美しさに、私はつい……小さく、吐息を漏らしてしまいましたの。

わたし「……っ、ぎょう、ざ……」

先輩は一瞬、眉をひそめて。

それから、私の耳元でクスクスと笑いながらこう囁きましたわ。

先輩「やっぱりね。……嫌いじゃないわよ、そういう『野生』なところ」

あぁー、もう、めちゃくちゃですわ! たまらねぇぜ!

先輩はそのまま、私のマスクの上から指先で唇をなぞって……。

私、音戸の海まで届くような悲鳴を上げそうになりましたわ。

やったわ。

私、ニンニクの匂いごと、先輩に「飼育」されることになってしまったようですわ……。


【コメント (15)】

通りすがりのL

2027年6月1日 23:15

ふふ、今日のあなた、真っ赤になってて面白かったわよ。

あの図書室、意外と鼻が利く子が他にもいるから気をつけなさいね。

……今度は、私も一緒に王将に連れていってくれる?

53の髭おやじ

2027年6月1日 23:50

「野生」か……いい響きだ。

私も今日、図書室で調べ物をしていたが、どこからか「香ばしい勝利の匂い」がしたな。

君たちの青春は、いつも脂ぎっていて素晴らしい。

ちなみに私は、昼休みにブレスケアを30粒飲んだが、妻に「近づくな」と言われたぞ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ