第14回
第14回:王将の咆哮、ニンニクの洗礼、そして私は獣になる。
投稿者:女子高校生(仮)
2027年5月31日 21:00
皆様、ごきげんよう……なんて、もう言ってられませんわ。
今日は、あえての一人行動です。
先輩の誘いも、金子さんの視線も振り切って、私は吸い込まれるように「餃子の王将」の暖簾をくぐりましたの。
注文したのは、餃子5皿。
そして、チャーハン。さらにチャーハンを2回おかわり。
……あぁー、たまらねぇぜ。
パリッとした皮から溢れる肉汁、ガツンと鼻を抜けるニンニクの香り。それをチャーハンで追いかけ、喉に流し込む。
音戸の海を眺めていた純真な少女は、今、広島の街角で脂ぎった獣へと進化しましたわ。
お嬢様言葉? GL的なムード?
そんなもの、ラー油の小皿に沈めてやりましたわ。
今はただ、パンパンに膨らんだお腹と、口の中に広がる強烈な幸せだけが私のすべて。
……あ。
そういえば明日、先輩と図書室で会う約束をしていたような気がしますけれど。
この「殺人的な吐息」で、先輩を別の意味でノックアウトしてしまったらどうしましょう。
やったわ。
私、今夜、女子高生として超えてはいけない「一線」を、ニンニクと一緒に飲み込みましたわ。
【コメント (14)】
通りすがりのL
2027年5月31日 22:15
……随分と、男前な夕食ね(笑)
その「たまらねぇぜ」っていう叫び、図書室まで聞こえてきそうよ。
明日はマスク、忘れないことね。
さもないと……あなたの「秘密」、クラス中にバラしちゃうわよ?
53の髭おやじ
2027年5月31日 23:00
王将の餃子5皿だと!?
素晴らしい。ドイツの白ソーセージもいいが、日本の焼き餃子はビールに最高だ。
だが待て。明日は私のドイツ語の試験だぞ。
君の吐息で私が気絶したら、単位はどうなると思っているんだ。




