表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
超変則将棋型バトルゲーム クロスレイド  作者: 音村真
第九章 最終決戦篇
187/188

第百八十六話「まだ見ぬ明日へ」

 ◇ ◆ ◇


 あれから数か月後──。

 金太郎たちは、とある大きな会場の前に集合していた。


 埼玉レイド・スタジアム。

 レイド・スタジアム史上、もっとも巨大なスタジアムである。


 今日は、クロスレイド・ダブルス大会の決勝トーナメント当日。

 金太郎たちは、みな予選を勝ち上がり、今日を迎えていたのだ。



 会場を見上げながら銀子が言う。

「ほんっと、久しぶりって感じよねー」


「ええ、本当に……」

 銀子の隣には笑顔の響香。



 その隣で金太郎が口を開いた。

「みんなで揃って出場するのって初めてなんじゃないか?」



 答えたのは将角である。

「ああ、そうだな」


「うんうん」

 将角の隣で、桂もうれしそうに頷いている。


 金太郎と将角は闘志をみなぎらせながら、熱い約束を交わす。

「将角たちとやれるのは決勝か。絶対に勝ち上がって来いよ」

「てめぇこそ途中で負けんじゃねぇぞ」


 すると銀子が横からチャチャを入れてきた。

「ちょっと聞き捨てならないわね。それだとわたしたちは、あんたたちに負けるってことになるのかしら?」

「ぎ、銀姉⁉」

「ふふ。冗談よ。でも、わたしたちも負けないからね」


 さらに銀子の隣にいる響香が、背後に視線を流しながら言う。

「それに、私たちのほかにもいますよ。強敵は」


 響香の視線の先にいたのは歩夢だ。


 歩夢は両手を頭の後ろに組んで、不敵な笑みを浮かべている。そして相変わらずの憎たらしい言葉で金太郎たちを煽ってきた。

「そうそう。優勝は僕らがするからね。悪いけど師匠たちには途中で脱落してもらうよ」


「言ってくれるじゃないか、歩夢」

 金太郎も挑戦的な言葉を返すが、その表情は楽しそうである。

 

 その歩夢の隣に立つ女性からも、強気な言葉が元気よく飛び出した。

「そうですよ! 私と歩夢が組めば、誰にも負けませんから!」


 彼女の名は『塩見しおみ明歩あきほ』。歩夢がダブルス大会に出場するために見つけてきたパートナーだ。彼女は歩夢も認めたほどの実力者でもある。



 今回の決勝トーナメントに出場する選手は全部で8ペア。計16名が参加している。そして出場する選手の半分は、金太郎たちが占めていた。


 金太郎たちは、いつもの組み合わせでペアになっている。

 歩夢のパートナーは明歩。銀子のパートナーは響香。将角のパートナーは桂。



 そして金太郎のパートナーは────


 金太郎の背後から、元気な声が響き渡る。

「おまたせー! 今日は楽しみだね、金ちゃん!」

「飛鳥! 待ってたぜ!」


 手を振りながら、小走りに走ってきたのは飛鳥である。

 彼女は金太郎の前まで来ると、茶色のロングヘアをなびかせながら、とびきりの笑顔を浮かべてみせた。


 金太郎が全員の顔を見回しながら言う。

「よし、これで全員そろったな! 誰が勝っても恨みっこなしだぜ?」


「当たり前だ。手加減しねぇからな」

 不敵な笑みが浮かべながら、言葉を返したのは将角。


 この場にいる仲間も、みんな笑顔で答えた。

 そして金太郎の合図で、全員が一斉に会場へと歩を進める。


「それじゃ──始めようぜ! 俺たちの戦いをさ!」




 thank you for reading it until the very end. May this story give you strength to live.

次回、エピローグ


新たな力によって生まれた生命の息吹が、未来の可能性を示す道しるべとなる──

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ