前へ目次 次へ 2/3 因 私は血に染まった両手を腰の後ろに拘束されていた。両側から槍で首元に刃を突きつけられている。 抵抗するら気力も無く呆然と俯き、自分が犯してしまった罪の大きさに身体が震えて止まらない。 審議の末、判決が下された。 「大罪人、白(バイ)真(ジェン)。お前の持てる全てを封じ、天界より追放する」 天帝がそう宣言すると、私の頭に右の手を乗せて圧倒的な霊力を注ぎ込んだ。 意識が朦朧として、強烈な眠気が襲って来る。 そこから先は私は何も覚えていない。 天界の大罪人•白(バイ)真(ジェン)の記憶はここまでで途絶えたのだった。