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最初の依頼

小説を書いてみようと思い立ったので、AI先生に助けられながら書いてみました。

ほぼほぼ初心者なので、色々とおかしかったりする所は生暖かい目で見ていただけると助かります。

感想や評価をいただければ励みになりますので、よろしくお願いします。

国家ライセンスのカードは、薄いプラスチックだ。


Fの文字が、安っぽい光沢で浮いている。ギルド登録も昨日で終わり、端末には『初回推奨:F級枠』が三件並んでいた。陸が選んだのは、いちばん近い一件——池袋寄りのF級『雑司が谷廃坑』だ。


予約画面はあっさり通る。F級は枠が余っている。C級の争奪戦とは別世界だ。


『ようやく実戦ができるな』


肩の師匠が欠伸をする。


——実績はいらない。気の糸が、現場でも通るか。それを確かめたい。


集合場所は、廃坑の仮設ゲート前。


同じ枠に参加した新人パーティが、すでに三人いる。リーダーの浜波はまなみが測定器を手に、陸の胸のカードを見た。


「……真島? 測定例外の」


「はい」


「霊力0だろ。端末に出てる」


隣の女性の次藤じとうが息を詰める。杖を持った少年の目黒めぐろが、はっきり笑った。


「足手まといじゃねえか。清掃屋が攻略側に混ざるなよ」


「枠が空いてたから、管理局が入れただけだ。人数合わせだよ。俺らは普通に1000超えてる」


浜波が掌を開いてみせる。薄い光——霊力が、短く灯る。Fの入り口を超えた証明だ。


「邪魔はしないように頑張りますので、よろしくお願いします」


『今は言い返すな。まずは現場で気の糸を通せ。文句は後で聞け』


浜波が舌打ちして、ゲートへ顎をしゃくる。


「後ろにいろよ。宝箱も魔核も、お前の分は後回し。とりあえず死ぬなよ、ゼロ」


廃坑の中は、新宿地下坑道より狭い。


魔気は薄い。鼻の奥が少し痺れる程度だ。壁に深い傷は見当たらない。F級らしい、穏やかな穴だ。


先頭は浜波と目黒。次藤は測定器を片手に半歩遅れ、左右の通路へ視線を振り分ける。索敵と遊撃の役だ。


「……右。反応、増えてる」


通路の脇から黒い犬ほどの小獣が飛び出す。浜波の剣と目黒の杖が応える。次藤は短い刃に薄い霊力を纏わせ、はぐれそうな一体を横から弾く。一撃で跳ね、二撃で止まる。測定器が小さく鳴る。


「F級だぜ。楽だろ」


「ゼロは運ぶ係でいいわ。あとの清掃みたいにさ」


笑い声が、通路に落ちる。


陸は後ろを歩く。かつての自分が、このあと台車を押して入る側だった。死骸の匂いも、魔物の角の重さも知っている。だが今は、剣を持っている——ギルド貸与の短い鉄剣だ。霊力は纏わない。纏えない。


小獣の一体が、群れからはぐれて陸の側へ跳ねる。


「おい、ゼロ!」


浜波の声が飛ぶ。助けではない。邪魔するな、という声だ。


陸は剣先を上げる。腹の奥から、気の糸を指へ通す。訓練区画の壁とは違う。ここには、モンスターを守る魔力の膜がある——霊力なしでは弾け、気なら貫ける、と師匠は言った。


——溶けるな。途中で消えるな。


糸は、途中まで残る。剣先が膜に触れる。


キンッ。


弾かれる。完全には通らない。小獣の爪が、陸の袖を裂く。浅い。血はにじむ程度だ。


『浅い!気を散らすな。もう一回だ』


陸は半歩だけ踏み込み、剣先を喉の窪み——継ぎ目の薄い場所——へ押し込む。糸を、そこだけに通す。


ズブッ。


魔力の膜が、一瞬だけ薄くなる。剣が、わずかだけ沈む。小獣が短く鳴いて、崩れる。


だが、まだ死んではいない。動きが止まっただけだ。浜波が駆け寄り、霊力を纏った一撃で止めを刺す。


「……今の、何だ」


「たまたまだろ。F級の雑魚だぞ」


目黒が鼻で笑う。次藤だけが、陸の剣先と、倒れた小獣の喉を見ている。魔力反応の落ち方が、普通の弾かれ方と違うらしい。


陸は剣を下ろす。掌の糸は、もう細い。再現はした。だが、昨夜の修業より少しだけ早い。膜に触れた感触が、指に残っている。


——通った。浅いが、通った。


『合格点には程遠い。だが、実戦でも糸は通った。続けろ』


浜波が肩をすくめる。


「どうせラッキーパンチだ。奥へ行くぞ。ゼロは後ろにいろ。宝は触るなよ」


三人は先へ進む。陸は一瞬だけ、倒れた小獣を見る。魔力の膜が破れた痕が、喉の継ぎ目に残っている。


討伐の手柄は、三人のほうに寄るだろう。パーティのログには『補助』としか残らないはずだ。


それでも陸は、剣の感触を握り直す。


——通った。確認したかったことはできた。


奥で、何かが低い声で鳴く。F級にしては、少し重い響きだ。


『聞こえたな。雑魚の奥には、いつも面倒があるもんだ』


「……はい」


陸は三人の後ろを追う。カードのFが、魔気の中で鈍く光る。


腹の奥で、気の糸がまだ細く残っている。

単語が話によってブレている。。。

こういう事も気をつけなきゃですね。基礎中の基礎って感じ

パーティメンバーの名前を決めていなかったので、名前も付けました

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