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愛すべき宇宙人(1)

知的生命体フィデリスが地球に来訪した。

恒星間航行どころか、銀河間航行すら可能な彼らは、地球よりはるかに進んだ高度技術を持っていた。

しかし彼らの正体とは。


今回の課題:SF風画風で描く。

      画風では「日常服騒動」と同じ。

      こちらを先に作成していたが、画風を変えただけで特別なことはしていないので掲載は後回しにしました。




01

挿絵(By みてみん)

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挿絵(By みてみん)

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挿絵(By みてみん)

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挿絵(By みてみん)

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挿絵(By みてみん)

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挿絵(By みてみん)

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挿絵(By みてみん)

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挿絵(By みてみん)

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挿絵(By みてみん)

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挿絵(By みてみん)

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挿絵(By みてみん)

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挿絵(By みてみん)

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挿絵(By みてみん)

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挿絵(By みてみん)

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挿絵(By みてみん)



小説本文


レオナルド・ダヴィンチ。

誰もが認める歴史上最大の天才。

だが、現在の小学生が使いこなすスマホすら彼は発明できていない。

技術とは積み重ねであるからだ。


知的生命体フィデリスが地球に来訪した。

恒星間航行どころか、銀河間航行すら可能な彼らは、地球よりはるかに進んだ高度技術を持っていた。


その圧倒的な技術を元に、地球は瞬く間に侵略される。そう地球人は怯えてが、そのようなことはなかった。


彼らは地球人に惜しげもなく技術提供した。

そんなことまで教えて大丈夫なのか? と地球側が危惧するほどだ。


何か裏がある!? そう考えた地球陣営は、極秘に調査を開始。

高高度技術を持つ彼らへの調査だ。

それは困難なものになると思われた。


しかし、思いのほか早く、第一次調査報告会が開催される。

地球陣営の各国要人、高名な科学者たちが集められた。

しかし、彼らはみな、うすうす気づき始めていた。

その、気づき、は後ろめたさすら感じさせるものだった。


巨大ディスプレイの前で、

調査に当たった物理学者のカシマ・シンジが口を開く。

「みなさん。お手元の端末に転送された調査資料の通り……」

シンジは、その結論の後ろめたさにいったん言葉を切った。

「彼らは、アホです」


とある国の初老の大臣が控えめに口を開く。

「表現が直接過ぎんかね。もう少し言いようがあるだろ」


シンジは

「表現だけ取り繕っても仕方ないだろ」

 と思ったが、大臣の言葉を無視もできない。


「良い意味のアホです」

 とシンジが言い切る。


「良い意味でのアホってなんだ?」

とざわめきが起こる。


「皆さん。高高度技術を持つにいたる、最も重要な要素は何かお分かりになりますか?」


ところどころから

「高い知能だろう」

 と声が上がる。


 シンジは、

「ここに興味深いデータがあります」

 と、シンジの言葉に合わせてディスプレイに、そのデータが表示される。

「御覧の通り、我ら地球人が火を使い始めてからロケットを飛ばすまでには40万年という歳月が必要でした。それに対し、彼らフィデリス人は火を使い始めてからロケットを飛ばすまでに1億年の歳月を要しています」

「い、一億……」

 その膨大な歳月に会場がざわめく。

「そして、ロケットを飛ばしてから、銀河間航行を可能にするまでには、40万年かかっています」

 シンジのその言葉の後に、ディスプレイの表示が切り替わる。

「では、我ら地球人が銀河間航行技術を得るのにどれほどの時間がかかるかをシミュレートした結果……不可能という結論に達しました」


 会場から声が上がる。

「馬鹿な! あんなアホ。い、いや、彼らに出来て、なぜ我らに出来ない!」


 シンジが冷静に応じる。

「大昔にどんなに残虐非道な王がいても、それで世界は滅びることはありません。しかし、現在ではどうです? 核兵器を持つ国家の元首が自暴自棄になれば世界が滅んでしまします」

 シンジの解説とともにディスプレイの表示が切り替わっていく。

「技術が進めば進むほど、少数の人間の自暴自棄で世界が滅ぶ確率が高まります」


 シンジが先ほど「馬鹿な」と発言した者に視線を向ける。

「確かに知能だけを要素に計算すれば、我らは1500年後には銀河間航行技術を自力で発明できる。ですが、そのはるか前に、自暴自棄になった一般市民一人により世界は滅ぶのです」


 人類の暗い未来に、会場がざわめく。


 シンジが解説を進める。

「高高度技術に到達するには、まずその前に滅ばない事が最重要になるのです」

「フィデリス人には、そもそも争うという考えがない。そして、なぜ争うという考えがないのか」

「彼らは、憎まない。ねたまない。奪わない。疑わない。何を求められても与え、何を言われても疑わない。ですが、そんな地球人が居れば、我らはその人をなんと呼ぶでしょうか」


 会場からつぶやきが漏れる。

「アホ……と呼ぶだろうな」


 シンジが解説を再開する。

「確かに技術の発展には欲も必要です。今より楽になりたい、今より稼ぎたい。そして、征服したい。という闘争心もです。そして、それらがない彼らの技術の発展は遅々として進まない」

「しかし、長い年月をかけて彼らは銀河間航行技術にたどり着いたのです」


「我らがすべきは、彼らを疑うことではありません。むしろ彼らの保護」


会場がざわめく。

「保護……」

 高高度技術を持つ彼らより、はるかに下等のはずの地球人が彼らを保護するという矛盾。


「彼らは愛すべきアホです」

「彼らの技術を悪用しとする者が、彼らか技術を得るのは、あまりにも容易です。彼らに接触する者を厳重に管理し、ごく一部の人間のみ彼らと接触できるようにしなければなりません」


 シンジの結論により、第一次調査報告会が閉会した。

 次回からは、フィデリス人をどのように保護していくか。その検討に入るのだ。



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