日常服騒動(全)
高城商事では、社員のコミュニケーションと友好関係、親密さ強化を目的に「日常服出勤日」が導入された。
高嶺の花、森山玲子はいつもの「外出着」で出社する。
今回の課題:ボクシングの時にうまくいかなかった全身画像の表示(背景は全体に描くが、人物は左寄りにする)の改善。
ついでにChatGPTでのセクシー画像の出力方法の調査(普通にあの服装を指定すると規制に引っかかるのを如何に誤魔化すか)
※服を着ているからR18ではない認識です(少年漫画誌でもセーフですし)
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小説本文
高城商事では、社員のコミュニケーションと友好関係、親密さ強化を目的に「日常服出勤日」が導入された。
これは、私服出勤とはまた別のものだ。
私服出勤とはいうものの、現実的には「ビジネスカジュアル」であり、せいぜい、ジーパンとTシャツが精々。
短パンで来るものは稀であり、もし短パンで来る社員が居ても、上司からやんわりと「社会人らしい私服」を求められる。
「日常服出勤日」は、どんな服装でも構わない。
否定もしない。
もちろん、注意などもっての外!である。
その「日常服出勤日」を翌日に控えた日、森山玲子が山田部長のディスクの前に立った。
「日常服出勤日について、確認なのですが、本当に日常、つまり休日の外出着、という認識でよろしいのでしょうか?」
「ああ、そうだな。家でくつろいでいる服装、というよりは、そちらが近いだろな。もっとも、家でくつろいでいる服装、でも構わんがね」
と部長は笑う。
「なんならパジャマでも構わんぞ、なにせ、どんな服装でも構わない、だからな」
と部長はさらに笑った。
玲子は
「まさかパジャマだなんて。分かりました。外出着で出勤させていただきます」
部長と玲子の会話を盗み聞きしていた男性社員たちが、玲子の外出着と聞き、改めてざわめく。
玲子は美人でスタイルが良く、しかも仕事ができるエリート社員。
冷淡な口調で人を人との壁を作る傾向があるが、それがさらに彼女を手を出せない「高嶺の花」に昇華させていた。
多くの男性社員ばかりか、彼女に憧れる女性社員すら、玲子の外出着に期待をする。
そして日常服出勤日」、高城商事の入り口、セキュリティーゲートの前に立つ警備員は、社員カードを認証させセキュリティーゲートを軽快に通り過ぎる人物の姿に唖然とする。
その人物が廊下を進むと、左右の社員たちがぎょっとした視線を向けて立ち止まる。
山田部長は、困惑した表情で
「君、本当にそれが外出着……なのかい?」
「はい。もちろんです」
と答えた玲子は、
下着をつけていないのがわかる丈の短いTシャツは、へそが丸見えだ。
下半身はサイドの紐が見えるピンクの見せパンであり、スカートはショーツを隠すという機能を放棄しているマイクロ丈だ。
もちろん、靴はピンヒールである。
玲子は
「私が留学していた国はとても暑く、皆、このような服装でした。日本はそれよりも暑いのですから、当然ではないですか?」
と平然と言い放つ。
日常服出勤日は、否定もしない。注意などもっての外!である。部長も、
「そうだったら良いんだ。一応確認してみただけだよ」
と引き下がざるを得ない。
そして業務開始となると玲子はいつも通りに淡々と仕事をこなす。
服装以外は全くいつも通りの彼女だ。
しかし彼女の横を通れば、そこに見えるのは、座ってしまえば完全にショーツを隠す機能を放棄したスカートであり、下着をつけていないことがわかるミニTシャツだ。
最近では多い、決まった席はなく、毎日、自由に席を決めるフリーアドレスと呼ばれるスタイルだが、彼女の周りに社員が集中する。
用もないのに、彼女の周りを歩く社員が続出した。
実際に、彼女に用事がある社員は、思わず彼女のミニTシャツに視線を向ける。
彼女は、目の前のパソコンでデータを検索しながら、その質問に答え、その間、社員は堪能するのだった。
そして、勤務時間が終わり、玲子もセキュリティーゲートをくぐり社外に出る。
(こんな服装が当たり前の国なんて、あるわけないでしょ)
とクスリと笑った。




