3話 ゴブリンは思ったより賢かった。マジあぶねえ!
【レベルが上がりました。藤原 雅人レベル:1 → 2】
「レベルアップ!ふぉおおおおお!」
レベルアップ最っ高!気持ち良すぎだろ!……ふぅ。落ち着こう。落ち着け俺。
「ゴブリン4体でレベルが1上がるのか。経験値テーブルがいくつかわからない今経験値はゴブリンで換算するしかないな。とりあえずレベル1から2までは4ゴブリンっと。」
最低でもレベル3、いやレベル4まではゴブリンだけを倒してレベルアップして経験値テーブルの詳細を暴かねえとな。
「そうだSP!どれだけ増えた!?」
ステータスを強化するうえで絶対必要な物、それすなわちSP!レベルが1上がってどれだけSPがもらえるかが今持っているSP10の価値を決めるといっても過言ではない!
「そうと決まれば!ステーッタス! オォォォォォプンッ!!」
確認するのはSPの部分。さあ!いくら増えている!!!!!
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保有SP:15
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「なるほど、レベル1上がるごとに5のSPが追加でもらえると。意外と多くもらえるな。」
レベルアップでもらえるSPが1から3の時の極振りは完全にダメな行為ではあるけどSPが5ももらえるなら極振りも考えのひとつではあるか。
「う~ん。極振りはメリットよりもデメリットの方が多いし、どんなスキルが手に入るかまだ未確定の状況でするにはリスクが高すぎる。かといって満遍なくステータスを振るとかえって器用貧乏になってしまう。考え物だな。」
正直閃光弾とかはそんなにいっぱい持ってきてないし、できることならSTRをゴブリンレベルまであげて様子見したいよな。
「よし!SP5をSTRに割り振り!そんでもってこの棍棒を持ち上げてみると……さっきよりは軽いけどまだ振り回せるほど力があるわけじゃないな。追加でSP3をSTRに……うん。これくらいなら十分振り回せるな。」
つまりゴブリンのSTRは、個体差はあれど基本25前後ということか。メモメモ。
「残りのSP7は温存ってことで!ゴブリン狩りまくるぞー!」
「曲がり角は全部右に。行き止まりなら印を付けて引き返す。こうしておけば少なくとも迷わない。ダンジョン攻略で一番怖いのは敵じゃなくて遭難だからね。」
うん。行き止まり。マッピングも順調順調。来た道戻ろうっと。
「グルル……」
おっと。まさか反対に行ってすぐにゴブリンに出くわすなんてね。
「棍棒も持ってないしまだこっちには気づいていない……あ、こっちに来る。角で出待ちをして……せい!」
「ギャ!」
「刀も結構振りやすくなってるな。先に進も……いや、まて。今のゴブリンが武器を持っていない理由は何だ?」
よく思い出せ!あのゴブリンを見つけたとき、「グルル……」って言ってたよな。確か、その時は後ろを向いていた。
「……この先に複数体いるな。ほぼ確実に。」
もしかしてトイレに行こうとしてたのかな。なんかごめんよゴブリン。
「いた。1、2、3、4体。棍棒は……5本。さっきのゴブリンの仲間だな。」
まだこっちには気づいていないっぽい。4体に囲まれると怪我するかもしれないしここは時間をかけてゆっくり1体ずつ倒すことにしよう。
「……まずはさっきのゴブリンが返ってこないことを不審がって1体が様子見に来てくれるとありがたいけど」
動かないな。まだ気づいていないのか。
「にしても結構おしゃべりだな。なんて言ってるかはわかんないけどずっとしゃべってる。……あ、1体、いや2体こっちに向かってきてるな。……やれるか?」
2体とも武器を持っているな。1体なら不意打ちで何とかできるけど、問題はもう1体を気づかれないように処理することだな。
「ギ……」
「グギャア!グギャギャ!グギャア!グギャ……」
「っち、2体倒すのはできたけど仲間呼ばれたか。いや残り2体ならいけるはず!」
ずっと角待ち戦法しても実力は上がらないからね。
「こい!」
「グルル……ギャア!」
「やっぱ重てぇ!力の差はほとんどないとはいえさすがに棍棒を刀で防ぐのは無理があるか!」
刃こぼれしてませんように!せい!
「グ!ギャアギャア!」
防ぎやがった!?いや当たり前か!あいつらも生きてるんだしおいそれと斬られてはくれないよな。
「グギャア!」
「グギャギャ!」
「連携までできるのか。他のゴブリンとは大違いだな。……だけど!」
「ギャッ!」
眼球に命中!持ってて良かった裁縫の針!鈍ったところを狙い撃ちだ!
「グギャア!」
「……あと1体。」
「グ……グギャアアアアアアアア!」
マジか逃げるのか!いやまあだよな。仲間倒されて無理に挑む方が馬鹿だよな。
「深追いはしない方がいいな。にしてもあのゴブリン異様に知能が高いな。個体差にしてもとびぬけたやつがいることを把握しないとな。」
4体倒してレベルは上がらない。必要経験値は増えていくの確定だな。
「よし。休憩したし先に進もう!」
あ、またゴブリン。結構会う頻度が増えてきたな。
「ギャアギャア!」
「グルル!ギャア!グギャア!おっ?通じてる?」
「グルル?グル?……ギャア!」
「通じてる通じてるぞ!」
しっかり聞いて発音を修正したかいがあった!
「ま、倒すんだけどね。」
狩人が獣の言葉を覚えるのなんて油断させて殺すためでしかないからね。
【レベルが上がりました。藤原 雅人レベル:2 → 3】
「おっ上がった。ゴブリン5体か。なら次は6体か?」
何にせよまだまだ体力はあるし先に進むか。SPは……温存だな!
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【レベルが上がりました。藤原 雅人レベル:3 → 4】
「7体か。必要な経験値が2体分増えてる。なら次は3体増えて10体か?」
いかんいかん。慣れてきてしまっている!油断大敵!
「ここは行き止まりか。なら引き返して……うわマジかよ。」
「グギャア!グギャア!グギャア!」
こいつ!もしかしてさっき逃げたゴブリンか!?くそ!逃げたんじゃなくて仲間を呼びに行ったのか!
「グルル……」
数はざっと8、いやもっとか?何にせよここはまずい!逃げないと!
「SP7をSTRに!残りは全部AGIに!」
緊急事態にもったいぶる必要なんてない!今は生き残ることを最優先に!
【STR26 →33 AGI17 →27】
「食らえ!閃光弾!」
後ろまでは効果ない可能性が高い!ここは……
「ギャッ……」
「ゴブリンを足場にして突き抜ける!そんでもってもう1個!スリングショット!」
そこまで威力は出せないけど目つぶしにはちょうどいい!
「逃げろ逃げろ!出口まで!」
あと角を3回曲がったところが出口!後ろは……追ってきてるよな!
「もう1個閃光弾食らえ!」
今のが最後!もうあとは振り向かずに全速力で逃げるしかない!
「帰還!」
はあ、はあ、疲れた。油断したわけじゃないのに。いや、あのゴブリンはリスク犯してでも倒さなきゃいけなかったな。
「反省点ももちろんある。けどまずは初日の探索成功を祝おう!」
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名前:藤原 雅人
レベル:4
職業:——
HP(体力):120
MP(魔力):0
STR(筋力):33
VIT(耐久):10
AGI(敏捷):27
DEX(器用):18
INT(知力):18
MND(精神):21
LUK(幸運):10
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保有SP:0
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スキル
・剣術 Lv 0
・鑑定 Lv 0
・応急処置 Lv 0
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