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名前

同行を認めた翌日、ユウトは改めて少女に問いかけた。


「名前は?」


少女は少しだけ考え、答える。


「……セレナ」


短い名だった。


リナはまだ警戒を解いていない様子で距離を取るが、カレンは腕を組みながら観察している。


ミリアだけが静かに言った。


「よろしくお願いします」


その言葉に、セレナはわずかに目を見開いた。


敵である自分に向けられた、敵意ではない言葉。


「……変な連中」


小さく呟く。


だがその表情は、ほんの少しだけ柔らいでいた。

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