表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

PR
26/53

第26話

 街の医師に見てもらった所、当然のような顔をしながらある病名を宣告された。

「これは見て分かるように魔力欠乏症でしょうね」

 魔力欠乏症。それは魔力の使用量に対して、体内で生成される魔力量が追い付いていない状態、体内に残っている魔力量が極端に少ない状態の病気だ。



 魔力欠乏症って……、エリスは夜にでも魔法を使ってたのか?

「そんなはずは……」

 リーナに訊いてみても曖昧な返答しかなかった。

「いえ、今この街では魔力欠乏症は当たり前の症状なのです」

「え?」

 はぁ?



 医師が言うには、現在この街は魔力吸収結界に覆われているそうだ。

「何故にそのような結界がっ!?」

 医師からこの街の現状を聞かされる。どうやらこの街――ジザス国という国の王都だったらしい――は魔王に占領されてしまったという。魔王の支配下に陥ってしまったこの街は、反乱勢力が出てこないように、先の結界が張られるようになったのだとか。



 だからこの街には違和感があったのか。この街に来てから、魔道具での生活は見られたが、魔法を使った生活が見られなかったのだ。

「でしたら私たちは何故……」

「それはお嬢ちゃん、魔力生成速度が結界の吸収量を上回っているからだよ」

 魔王を倒しに来た俺たちは、本当に魔王を倒すことの出来る唯一の存在だったのかもしれない。


1分間の読書、ありがとうございました。

また明日の18時に会えることを願っています。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ