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宝箱と 恋の再挑戦

傭兵時代、独りの男と出会った。

群青色の 珍しい髪の色が 印象的で、どこか 人を寄せ付けない 雰囲気をもつ不思議なヤツ。


アニーアンに 正体を暴露されるずっと前、

傭兵仲間の何人かで 出稼ぎに出向いていた頃の出来事だった。


いくら 腕の立つ傭兵団といえども 懐はいつも スッカンピー状態。

儲けても 儲けても 片っ端から酒代に消えてしまう。

それでも腹は減るから、食事代(酒代)は 必要だ。

そこで 腕の立つ若いもんが数名 ちょいとした出稼ぎに行かされるのが 常だった。


今回は、ちょっと変わった依頼だ。

ーある男が募集中の隊に入隊し、街で 大暴れしてこい。


つまり、その隊を ぶっつぶしちゃえって こと。



その隊を率いていたのが、“あかつきの君”と呼ばれた フォールメラース王国の第二王子。

依頼人は その王子の 兄上だった。




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