宝箱と 恋の再挑戦
「オノコツドイシトコロヤレタノシや?
何ですか、それ?
ファンタジーですか?」
ー言ってる意味、わかんねー( ̄。 ̄;)
あかつきの君は、難しい顔を さらにむずかしくし 黙り込んでしまった。
エスファルダに到着した俺たちを 出迎えたのは ガイの師匠こと
サイフェリアローズ姫だった。
なんでも アニーアンの親友らしく とても可愛らしい赤毛のおひめさんだ。
「師匠に 手を 出すんじゃねえぞ!!
隊長から つるしあげられるわよん♡」
「誰が!!
俺にはちゃんと 決まったヒトがいる。
まあ、確かに かわいいお姫さんだとは 思う」
ヒヤリ。
“が”を いいおわらぬうちに 首筋に 冷たいものが 突きつけられた。
そして、地をはうような 低い声で 一言。
「サロは、私のもの。
手を出せば この首 切り離すぞ」
「止めてくだされ、本旦那様♡
わたし、
ものじゃなくて ヒトなんだわし」
ふううううう~
後ろで たましいのぬける音がする。
「うっとおしい、いい加減気づけ、バカヤロー。
俺だよ、俺。
雷のライだよ、あ か つ き の 君殿」
傭兵時代の 通り名を告げると、後ろで 息をのむ音がして
首筋の 冷たい感触も 消える。
「相変わらず 口が 悪いな、無愛想野郎。
巫女姫殿を 思い出したか?」
振り返り 言葉を発する。
「ああ、思い出したとも。
だから、
お前の 嫁さんには 手をださねえよ」
「ヨメサン♡
きゃっ♡
ステキ~」
「「止めろ!ガイドライル=グロウザ」」
そうして、神殿の遺跡後の 仮執務室に移動し 現在に至る 話をすることとなったしだいである。




