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足りない召喚士の戦い方  作者: トリバード


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9/57

09:残された声

初作品です。

誤字脱字、矛盾などあるかもしれませんが、

生暖かい目で見ていただけますと幸いです。

掲示板の中央付近。


珍しく、レオン・アルバーンは端ではなく“中段”を見ていた。


《廃坑調査および生存者捜索(期限付き)》


期限:2日

危険度:Cランク相当

条件:最低3名以上



「……珍しいですね」


背後から声。


顔見知りの受付嬢だった。


「こういうの、あんまり選ばないのに」


レオンは少しだけ考えてから答える。


「……時間制限があるので」



この依頼、特徴は一つ。


“救助が目的”であること。


危険度はCランク相当と、自分のランクよりも一段上だ。

しかし、戦うだけじゃ無いのであれば、自分にもできることがある。


集まったのは3人。


・中年の槍使い(リーダー)

・若い回復術師

・レオン(支援)



「即席のパーティだが、俺はこの廃坑に潜ったことがある。仕切り役はやらせて貰いたい。時間が経てばそれだけ生存の可能性は下がる。捜索優先だ。」


槍使いが言う。


「戦闘は可能な限り避ける。見つけたら即離脱。」


全員が頷く。

合理的な判断。


回復術師がレオンを見る。


「補助、得意って聞いてます」


「……はい」


「正直、期待してます」


まっすぐな言葉だった。

レオンは、少しだけ視線を逸らした。


「……最善は尽くします」


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