表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
足りない召喚士の戦い方  作者: トリバード


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

10/61

10:廃坑内部にて

初作品です。

誤字脱字、矛盾などあるかもしれませんが、

生暖かい目で見ていただけますと幸いです。

廃坑内部。

中は暗く、空気が重い。


崩落の跡。


不安定な足場。


そして――


「……魔力、濃いな」


槍使いが呟く。


レオンはすぐに理解する。


通常、索敵をする際は自分の魔力を薄く伸ばして反応を拾うが、魔力が濃いとそれが阻害され、上手く働かなくなる。


「……先に出します」


妖精鳥を一羽、展開。


光がゆっくりと漂う。


「その召喚獣、索敵もできるのか?」


「……多少は」


妖精鳥は人間よりも感覚が鋭敏だ。

妖精鳥と繋がりがある召喚士のレオンはその感覚を少し共有することができる。


通常の索敵ではなく、“違和感”を拾えるだけだ。



しばらく進んだ先で、妖精鳥がわずかに揺れた。

「……止まってください」


全員が足を止める。


次の瞬間、天井が崩れた。


「っ!?」


回避は間一髪。


「今の、分かったのか……?」


槍使いが低く言う。

レオンは頷く。


「……ほんの少し、空気が動きました」


完全ではない。


だが、“致命を回避する程度の精度”はある。



しばらく奥に進むと、その先で倒れている人を見つけた。


「いたぞ!」


駆け寄る。

呼吸はある。


だが意識はない。


「急ぐぞ、担ぐ!」


その時だった。


“音”。


奥から、何かが這い出る。


「……魔物か」


槍使いが構える。



細長い影。

岩肌に張り付きながら移動する。


「数が……多いな」


逃げ切るには、足止めが必要。


「俺が抑える!」


槍使いが前へ。


だが――


「待ってください」


レオンが言った。


「……一人じゃ持ちません」


「……代案は?」


レオンは短く答える。



「“遅くします”」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ