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足りない召喚士の戦い方  作者: トリバード
召喚士レオン・アルバーン

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11/143

11:遅延戦術

初作品です。

誤字脱字、矛盾などあるかもしれませんが、

生暖かい目で見ていただけますと幸いです。


「フェアリーバード――展開」


三羽。


だが今回は――


“味方”ではない。


地面すれすれを飛ばす。

すると、空気が“重く”なる。


「……動きが鈍い?」


回復術師が驚く。


完全な拘束ではない。

だが、確実に速度が落ちる。


⸻


「今のうちに!」


槍使いが敵を押し返す。

レオンはさらに動く。

小剣を抜く。


(近づかせない)


敵の進路をずらす。

斬るのではなく、“流す”。


「そんな使い方もあるのか……」


回復術師が呟く。


一口に支援と言っても、味方の強化だけが支援では無い。

相手の動きを牽制し、こちらを動きやすくするのも支援の内だ。



だが――


数が多い。


じわじわと、押される。


「……間に合わないか」


槍使いが歯を食いしばる。


その時。


「……一度だけ、広げます」


レオンが呟く。


妖精鳥に魔力を注ぐと、

三羽が同時に光り、“場”が広がる。


空気そのものが、変わる。


敵の動きが、明確に鈍る。


だがその代償に、レオンの呼吸が崩れる。


「……あと、少しです」


「行くぞ!」


救助対象を抱えた3人は、

レオンが作り出した隙に廃坑を脱出した。


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