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足りない召喚士の戦い方  作者: トリバード


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11/53

11:遅延戦術

初作品です。

誤字脱字、矛盾などあるかもしれませんが、

生暖かい目で見ていただけますと幸いです。


「フェアリーバード――展開」


三羽。


だが今回は――


“味方”ではない。


地面すれすれを飛ばす。

すると、空気が“重く”なる。


「……動きが鈍い?」


回復術師が驚く。


完全な拘束ではない。

だが、確実に速度が落ちる。



「今のうちに!」


槍使いが敵を押し返す。

レオンはさらに動く。

小剣を抜く。


(近づかせない)


敵の進路をずらす。

斬るのではなく、“流す”。


「そんな使い方もあるのか……」


回復術師が呟く。


一口に支援と言っても、味方の強化だけが支援では無い。

相手の動きを牽制し、こちらを動きやすくするのも支援の内だ。



だが――


数が多い。


じわじわと、押される。


「……間に合わないか」


槍使いが歯を食いしばる。


その時。


「……一度だけ、広げます」


レオンが呟く。


妖精鳥に魔力を注ぐと、

三羽が同時に光り、“場”が広がる。


空気そのものが、変わる。


敵の動きが、明確に鈍る。


だがその代償に、レオンの呼吸が崩れる。


「……あと、少しです」


「行くぞ!」


救助対象を抱えた3人は、

レオンが作り出した隙に廃坑を脱出した。


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