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足りない召喚士の戦い方  作者: トリバード


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12/53

12:廃坑を後にして

初作品です。

誤字脱字、矛盾などあるかもしれませんが、

生暖かい目で見ていただけますと幸いです。

外。

空気が軽い。


「……助かった」


槍使いが言う。


回復術師も頭を下げる。


「あなたがいなかったら……」


レオンは小さく首を振る。


「……時間を稼いだだけです」


「それが一番難しいんだよ」


槍使いが笑う。


誰も死なず、救助対象も無事だ。

今はそれだけで十分だと感じた。


ギルドへの報告を完了し、無事に依頼を達成した。


「いい仕事だったよ」


受付嬢が言う。


そして――

少しだけ、声を落とした。


「ねえ、レオン」


「……はい」



「Cランク昇格試験、受けてみない?」



空気が、わずかに変わる。


周囲の冒険者が、ちらりと見る。


「推薦、出せると思う」


レオンは、少しだけ黙る。



(……まだ足りない)



その感覚は、消えていない。

だが――


今日の依頼。

救えた命。


(それでも)



ゆっくりと、顔を上げる。


「……受けます」


初めて、自分から踏み出した一歩だった。

肩の妖精鳥が、静かに光る。


その光はまだ小さい。


だが確かに、次の段階へ向かっていた。


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